[東京 27日 ロイター] -
<09:22> ユーロ126円付近、欧州当局が通貨高を警戒か
前日海外では、欧州中央銀行(ECB)が最近のユーロ高をより深く分析する、とブルームバーグが伝えたことが話題となった。
ユーロは現在、対ドルで1.21ドル半ばと年始につけた3年ぶり高値1.23ドルから下落した水準にあり、相場に直接の反応はなかった。しかし、ラガルド総裁も21日の理事会後会見で「為替レートが中期的なインフレ見通しに与える影響について、引き続き注視していく」と発言している。
今年は多くの参加者がドル安の進行を見込んでいるだけに、その受け皿のひとつとなるユーロ高に対する欧州当局の姿勢は、引き続き注目を集めそうだ。
対円では126円ちょうど付近。年初には127円半ばまで上昇していた。
<07:56> ドル103.30─103.80円の見通し、中国市場を注視
きょうの予想レンジはドル/円が103.30―103.80円、ユーロ/ドルが1.2130─1.2180ドル、ユーロ/円が125.50―126.30円付近。
海外市場はドル安。国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済見通しをプラス5.5%と、昨年10月の前回見通しから0.3%上方修正したことなどが、リスクオンムードを強めた手掛かりとして話題となったが「連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた持ち高調整の側面が強い」(証券)との指摘も少なくない。
日中は中国市場にも注目。前日、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は、昨年9月以来の大幅な下げを記録した。金融政策の引き締め懸念が短期金利の上昇につながっている。
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