[東京 2日 ロイター] -
<07:55> ドル104.50─105.30円の見通し、ユーロ安/ドル高が続くか「鍵」
ドル/円は104.93円付近、ユーロ/ドルは1.2062ドル付近、ユーロ/円は126.55円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が104.50―105.30円、ユーロ/ドルが1.2010─1.2110ドル、ユーロ/円が126.10―127.10円とみられている。
前日の海外市場でドルは105.03円まで上昇した。
ドル高/円安の背景は、ドイツの経済指標をきっかけに、ユーロ安/ドル高が進行し、対ユーロでのドル高が対円にも波及したこと。
ドイツ連邦統計庁が発表した2020年12月の小売売上高指数が前月比9.6%低下と、予想を大きく上回る落ち込みとなったことを受けて、ユーロは前日1.2056ドル付近まで下落し、2週間ぶり安値を付けた。
また、米国で新型コロナの新規感染者数が減少傾向にあるとの報道もドルの好材料となった。
ロイターの集計によると、1月31日までの1週間の米国の新型コロナウイルス新規感染者数が前週比9%減の110万人となった。減少は3週連続で、昨年9月以来最長となった。
きょうは「ユーロの動向を注視したい。IMM先物で投機筋のユーロロングが高水準にあることを踏まえれば、1.20ドル前半まで軟化する可能性も十分にある。クロス円でもユーロ安が進めば、ドル/円の足を引っ張りかねない」(外為アナリスト)という。
IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、ユーロのネットロングは1月26日時点で16万5344枚と前週の16万3466枚からわずかに増加し、依然高水準を保っている。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(日銀公表)
※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」