[東京 8日 ロイター] -
<08:11> ユーロ1.20ドル半ば、IMMでユーロロングが大幅減
ユーロは1.2049ドル付近。
5日の東京市場で1.1952ドルまで下落し、昨年12月1日以来の安値を付けたが、ニューヨーク市場では1.2050ドル付近まで大幅に買い戻された。
米商品先物取引委員会(CFTC)が5日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組では、ユーロロング(買い持ち)が2月2日時点で13万7003枚と、前週の16万5344枚から大幅に減少。
ユーロは1月6日に付けた直近の高値1.2349ドルから、2日の安値1.2011ドルまで売られ続けており、IMMでの投機筋によるユーロロングの圧縮と整合的だ。
ただ、ユーロは前述の東京市場の5日の安値でいったん踏みとどまり、現在は反発傾向にある。「(ユーロの)1.19ドル台への下落も2日で終わった。このまま、ユーロが踏みとどまって反発できるかどうか、見定めが必要だ」(外為アナリスト)という。
ドルは現在105.40円付近でやや上値が重い。
「対ユーロでドル高が進めば106円台もあり得るとみていたが、雲行きがあやしくなってきた。ただ、クロス円経由の円売りが、ドル/円に波及してドル高/円安になるという経路は残されている」(前出のアナリスト)という。
ユーロ/円は現在127.06円付近と、1月29日以来以来の高値圏での取引となっている。
<07:43> ドル105.10─105.90円の見通し、ドル買い戻しが一服
ドル/円は105.42円付近、ユーロ/ドルは1.2041ドル付近、ユーロ/円は126.87円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が105.10―105.90円、ユーロ/ドルが1.1980─1.2080ドル、ユーロ/円が126.40―127.40円とみられている。
5日のニューヨーク市場では、1月の米雇用統計を受けて、このところのドルの買い戻しが一服した。同時に下げ続けていたユーロの売りにいったん歯止めがかかった。
市場では「米雇用統計で非農業部門雇用者数が振るわなかったので、ドルが売られたという評価もあるが、雇用統計自体はそれほど悪くはなかったという印象だ。ドルは、雇用統計よりも、週末を控えた利益確定や持ち高調整に押されたとみている」(外為アナリスト)という。
米労働省が5日発表した1月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比4万9000人増と、伸びは市場予想の5万人増を下回った。1月の失業率は6.3%で、前月の6.7%から改善した。
一方、ユーロは米雇用統計後に1.2050ドル付近まで上昇し、5日の東京市場でつけた安値1.1952ドルからは大幅高となった。
「このところのユーロ安にいったん歯止めがかかった格好だが、ユーロ売りトレードが終わるのかどうか、今週の動向をみてみないとまだ分からない」(前出のアナリスト)という。
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