[東京 10日 ロイター] -
<12:02> 正午のドルは104円半ば、1週間半ぶり安値圏で売買交錯
正午のドルは前日NY市場終盤と変わらずの104円半ば。前日終値圏で推移するアジア株をにらみつつ、1週間半ぶり安値圏で売買が交錯した。
米国株高を背景に海外市場で進んだドル安は一服。東京市場のドルは104円半ばの狭いレンジ内で推移した。前日にドル安を勢いづける一因となった豪ドルもほぼ横ばいだった。
<09:23> ドル104円半ば、米経済対策の規模圧縮は回避との期待
ドルは104円半ばで上値の重い展開。日経平均は小幅安、韓国株は小幅プラスとアジア株はまちまちの出足で、主要通貨にまだ目立った動きはない。
市場では、株高下のドル高に歯止めがかかった一因として、米国が現在協議を進めている経済対策が、当初の見込み通り1兆9000億ドル近い規模に膨らむ可能性が出てきた点を指摘する声が出ている。
これまで与党民主党案は、野党共和党の反発で規模の圧縮が避けられないとの見方が優勢だった。しかし「大規模対策がほぼそのまま成立するなら、従来の市場想定通りドルが下落しやすくなる」(トレーダー)という。
<07:59> ドル104.00─105.00円の見通し、円売り圧力に注目
きょうの予想レンジはドル/円が104.00―105.00円、ユーロ/ドルが1.2070─1.2150ドル、ユーロ/円が126.30―127.00円付近。
海外市場ではドルが幅広く下落。対英ポンドでほぼ3年ぶり安値を更新したほか、対円でも一時104.50円と1月29日以来1週間半ぶり安値を付けた。高水準に積み上がっていた「ドルの売り持ち解消が一巡したようだ」(証券)といい、株高下で下落する「リスクオンのドル安」が再び目立ってきた。
前日海外ではドルが独歩安となったが、米国株は引けにかけて上げ幅を縮小した。東京市場でもリスクオンムードが続き、円に売り圧力がかかるかが注目点となりそうだ。
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