[東京 17日 ロイター] -
<10:08> ドル106円前半、米長期金利が1年ぶりの高水準
ドルは106.18円付近で堅調。
一時106.22円まで上昇し、約5カ月ぶりの高値を付けた。その後は、利益確定売りなどを受けて、いったん106円付近まで押し戻されたものの、106円を割り込まず底堅さを維持している。
リフィニティブによると、米10年国債利回りは一時1.3330%(ビッドサイド)まで上昇し、昨年2月以来1年ぶりの高水準をつけた。
同利回りは現在、1.2989/2972%の気配まで軟化しているが、ドル/円の重しにはなっていないもようだ。
きょうは、ユーロなどの欧州通貨に対してもドルの強さが目立つ。
ユーロは現在1.2087ドル付近ときょうこれまでの安値圏。英ポンドは1.3863ドル付近で同じく安値圏での取引となっている。
<09:14>ドル一時106.22円と5カ月ぶり高値、日米金利差拡大を意識
ドルは106.09円付近。一時106.22円まで上昇し、昨年9月11日以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。
市場では、日米金利差の拡大を意識したドル買い/円売りや、投機筋によるドル売りポジションの巻き戻しが先行している。ただ、106円前半では国内勢の売り需要もあり、ドルは目下106円前半でのもみ合いとなっている。
ドル/円の上昇を支える米長期金利は、朝方の取引で一段高となっている。
リフィニティブによると、米10年国債利回りは現在1.3276/3259%の気配と、昨年2月以来1年ぶりの高水準となっている。
<07:50> ドル105.50─106.50円の見通し、106円台ではいったんドル売りも
ドル/円は106.07円付近、ユーロ/ドルは1.2104ドル付近、ユーロ/円は128.32円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が105.50―106.50円、ユーロ/ドルが1.2060─1.2160ドル、ユーロ/円が127.80―128.80円とみられている。
前日の海外市場では、ニューヨーク連銀による製造業業況指数が予想以上に好転したことや、セントルイス地区連銀のブラード総裁が米金融情勢は現時点で「全般的に良好」と述べ、米国株式市場がバブルではないとの認識を示したこと、米長期金利が昨年2月以来の高水準まで急伸した。
ドルはこれらの材料を手掛かりに、ニューヨーク市場終盤(日本時間17日の午前7時前後)に106.08円まで上昇し、昨年10月8日以来の高値を付けた。現在も高値圏にある。
きょうは前日からのドル買戻しの流れが続くのかが焦点となるが「参加者は久々の106円台ということもあり、いったん利益確定売りに動きやすい。また、国内輸出勢もドル売りに動く可能性がある」(外為アナリスト)との見方が出ている。
ただ、「106円ちょうどの売りをこなした意味は大きい」(同)とされ、実需や投機筋の売りが流入したとしても、ドルが大きく下押しするリスクは、現時点では低そうだ。
米ニューヨーク連銀が16日に発表した2月の同州製造業業況指数は12.1と、前月の3.5から上昇した。予想の6.0も上回った。
米セントルイス地区連銀のブラード総裁は16日、米ゲーム販売のゲームストップなどの銘柄に大幅な買いが入り株式市場のボラティリティーが高まったことについて、「プロセスの一環として、往々にして熱狂的な投機的な動きが出ることがある」と述べ、バブルではないとの見解を示した。
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