[東京 23日 ロイター] -
<07:42> ドル108.40─109.20円の見通し、FRB議長の議会証言等待ち
ドル/円は108.80円付近、ユーロ/ドルは1.1933ドル付近、ユーロ/円は129.84円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が108.40―109.20円、ユーロ/ドルが1.1880─1.1980ドル、ユーロ/円が129.30―130.30円。
22日のニューヨーク市場では、米国債の利回り低下を受けて主要通貨に対してドルが売られたほか、トルコのエルドアン大統領が金融引き締めと通貨防衛を進めてきた中銀総裁を突然解任したことが嫌気され、アジア時間に大幅安となったトルコリラが若干持ち直した。
米10年国債利回りは低下したものの、おおむね1.67―1.69%台で推移し、1年ぶりの高水準にとどまった。
「きょうの東京市場では、期末を控えて109円台では実需や短期筋の売りが出やすいとみられ、ドルは109円台半ばや後半まで上昇するのは難しいだろう」(外為アナリスト)との見方が聞かれる。
市場はきょう予定される米連邦準備理事会(FRB)議長の下院金融委員会での証言等に関心を注いでいる。
事前に明らかになった議会証言の準備原稿によると、パウエル議長は、米議会とFRBの「前例のない」支援策により、米経済は「大きく改善した」との認識を示す。同時に、完全な回復には「程遠い」として警戒感も表明する。
パウエル議長は「回復は一般的に予想されていたよりも速く進み、力強さを増しているように見える」とし、消費支出が増加して、住宅部門も完全回復を上回ったとの認識を示す。
きょうはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やブレイナードFRB理事の発言機会もあり、FRB幹部の発言を受け、米長期金利がどのように反応するかが外為市場の焦点となっている。 リフィニティブによると、米10年国債利回りは現在1.6946/6928%の気配。
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