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〔マーケットアイ〕外為:ドル108円後半、人民元は米中関係巡る懸念で上値伸びず

[東京 16日 ロイター] -

<15:30> ドル108円後半、人民元は米中関係巡る懸念で上値伸びず

ドルは現在108.87円付近。

朝方の取引では、米長期金利の低下を受けて短期筋がドルの下値を探る動きをみせ一時108.61円まで下げたが、その後急速に買い戻され、108.94円まで反発した。東京市場の終盤では、日米首脳会談の結果や米中関係の悪化懸念から様子見ムードが広がり、ドルは現行水準で一進一退との値動きとなっている。

スポット人民元は、1ドル=6.5300元で始まり、午前11時20分過ぎに6.5340元と安値を付けた後、午後には6.5258元付近まで買い戻されたが、その後は上値は伸びず現在6.52元後半での足踏み状態となっている。

中国の国内総生産(GDP)は力強い上昇を示したが、米中関係を巡る懸念が人民元の重しとなっているという。

中国国家統計局が発表した第1・四半期のGDPは前年比18.3%増加し、四半期の公式統計を開始した1992年以降で最大の伸びとなった。新型コロナウイルス禍からの回復が加速した。ただ、ロイターがまとめたエコノミスト予想の19%増には届かなかった。

<13:51> ドル108円後半、「米長期金利離れ」で地政学リスクに焦点

ドルは108.84円付近。早朝108.61円を付けた後、ドルショートの巻き戻しで108.94円まで上昇した。

市場では、「足元のドル/円は、米長期金利に追従するのをやめつつある」(アナリスト)との声が聞かれた。

リフィニティブによれば、米10年国債利回りは13日の1.7030%から前日1.5280%まで急低下した。

「普段なら、(米長期金利が)これほど急落すれば、ドル/円は105円台まで突っ込んでもおかしくないところだ」(同)という。

米長期金利の低下にあまり動じないドル/円の背景には、日米首脳会談を挟んで、徐々に地政学リスクが徐々に意識されていることがあるという。

米政府は15日、ロシアによる昨年の米大統領選への介入やサイバー攻撃など「悪質」な活動に対する報復として、包括的な制裁措置を発動した。

バイデン米大統領は16日、ワシントンで菅義偉首相と会談する。米政権高官によると、台湾情勢を巡り両国の結束を示す見込みだという。

また、米議会の対中強硬派はバイデン政権に対し、半導体EDA(回路自動設計)ソフトの中国への販売を制限するよう求めている。

「米国がロシア、中国と対立を激化させるリスクシナリオでは、米国が当事国のためリスク回避のドル買いにはなりにくい。ロシア・中国と距離が近い日本の円も投資対象にはなりにくい」(前出のアナリスト)という。

結果的に、ドル/円では様子見が広がり、米長期金利の変動にも反応が鈍くなっている。

<12:12> 正午のドルは108円後半、日本勢が新年度入りで米債買いか

正午のドルは前日NY市場終盤から小幅高の108円後半。朝方に108.61円まで下落し、海外市場でつけた3週間ぶり安値の更新が目前に迫る場面もあったが、その後はやや切り返した。

今月に入り米金利が低下基調にある一因として、日本の大手投資家が買いに動いた可能性を指摘する声が出ている。財務省によると、4月第1週の対外中長期債投資は、差し引きで1兆7144億円と前週の3751億円から急増。昨年11月以来ほぼ5カ月ぶり高水準へ膨らんだ。

市場では「新年度入りで高い金利水準を狙った買いが入ったのではないか」(証券)との声が出ている。この週のドルは、6日の110.55円を高値として、8日に109.00円まで下落。9日には109円半ばまで切り返す荒い動きだった。

<09:31> ドル3週ぶり安値目前、米景気回復の先にらむ動き

ドルは上値の重い展開。前日海外安値に並ぶ108.61円まで一時下落し、3週間ぶり安値更新が目前に迫った。日経平均は100円超の上昇で始まったが、円を売る動きは限られている。

市場では、前日の米国市場で金利低下と株高が同時に進んだことを、どう捉えるべきかで議論が活発に行われている。特に金利の低下については、これまで売り込んだ向きの買い戻しという持ち高調整論、米のロシア制裁発動という地政学リスク警戒論で見方が二分されている。

後者であれば株高に疑念が残るものの「米国の急速な景気回復は市場でほぼ既定路線となり、金利の上昇余地は乏しくなってきた。高い金利には世界中の投資家から強い需要が集まることもあり、従来より買いが入りやすくなっているのでは」(証券)との声が聞かれた。

<08:00> ドル108.50─109.30円の見通し、米金利低下続くかに注目

きょうの予想レンジはドル/円が108.50―109.30円、ユーロ/ドルが1.1920─1.2000ドル、ユーロ/円が129.70―130.70円付近。

海外市場の主要通貨はまちまち。株高を受けて豪ドルやNZドルが堅調だったが、米政府の対ロ制裁発動などに懸念を示す声も上がり、ドルや円に対する売り圧力はさほど強まらなかった。

株高と同時に発生した米金利の急速な低下は「積み上がった売り持ちの解消だろう」(トレーダー)として短期的な動きとの見方が優勢で、ドル相場に大きな影響を与えるには至らなかった。しかし、このまま低下基調が続くようなら、ドル安圧力が強まりかねない情勢だ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

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