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〔マーケットアイ〕外為:ドル109円後半、米PPIショック起きるかに関心 CPIに続き

[東京 13日 ロイター] -

<14:36> ドル109円後半、米PPIショック起きるかに関心 CPIに続き

ドルは109.66円付近。仲値公示後に付けた安値109.48円から反発したものの、反発力は弱い。

午後の取引では、今夜発表予定の4月の米生産者物価指数(PPI)を控えた様子見ムードが広がっている。

前日のニューヨーク市場の朝方に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る結果となったことで、米長期金利は一気に1.65%台まで上昇し、ドルも108円後半から109円後半まで急上昇した。

市場では、株価が世界的に不安定化する中、企業収益の観点から、CPIよりPPIへの関心が高いとの指摘が聞かれる一方で、「インフレ懸念という同じテーマで、市場が2回ショックを受ける可能性はそれほど大きくないのではないか」(外国銀)との意見もでていた。

4月の米CPIの発表を経て、市場参加者の期待インフレ率を示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は現在256ベーシスポイント(bp)付近と、2013年3月以来の高水準に達している。

米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は12日、物価上昇は一時的との見解を改めて示す一方で「インフレ率を低下させるために行動することをちゅうちょしない」と表明した。

市場では「FRBが6月のFOMCでテーパリング(量的緩和の段階的縮小)の地ならしをするとの思惑が再燃しつつある」(アナリスト)という。

<12:02> 正午のドルは109円後半、加ドルは底堅さ維持 資源国通貨で明暗

正午のドルは、前日のNY市場終盤からほぼ横ばいの109.60円付近で推移。一時、109.78円まで上昇する場面もみられたが、上昇の勢いは限定的だった。ユーロ/ドルは1.2080ドル付近、ユーロ/円は132.44円付近で取引されている。

米国のインフレに対する警戒感が高まる中、市場にはリスクオフムードが広がる。日経平均はきょうも大幅下落となり、一時600円超安となった。

市場のセンチメントが悪化し、前日の海外市場では高リスク通貨とされる資源国通貨への売り圧力が強まったが、東京時間に入ってからも買い戻しの動きは乏しい。現在、豪ドル/米ドルは0.7732ドル付近、ニュージーランド(NZ)ドル/米ドルは0.7171ドル付近となっている。

一方、底堅さをみせたのがカナダドル。加ドル/米ドルは現在、1.2118ドル付近で推移し、売り圧力は感じられない。また、加ドルは対円でじりじりと上値を伸ばし90円台半ば付近と、2018年1月以来の高水準となっている。

ソニーフィナンシャルHD・金市場調査部のアナリスト、森本淳太郎氏は「資源国通貨は市場のセンチメントにダイレクトに連動する」と指摘。ただ、先進国の中でも先行してテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に向かうカナダは金融政策への注目度が高いといい、「いち早く金融政策の引き締めに着手するとの思惑から、加ドルが買われているのではないか」との見方を示した。

カナダ銀行(中央銀行)は4月の金融政策決定会合で、国債の購入を減額することを決定した。

<09:20> ドル109円後半で底堅い、市場は米インフレ関連指標に神経質

現在、ドル/円は朝方に比べて小幅にドル高/円安の109.76円付近。

きょうも日経平均は寄り付きから軟調で、リスクオフムードの中、ドル買いと円買いどちらが優勢になるか注目される。足元では、若干ドル買いが優勢となっているが、110円近辺では上値の重さが意識されるとの見方も聞かれた。

市場関係者からは、前日の米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長の発言に注目する声が聞かれた。

クラリダ副議長は12日、米経済情勢について、FRB目標の達成には程遠く、量的緩和縮小の検討開始に向けた「さらなる著しい進展」を遂げるには「時間がかかる」との見通しを示した。

米国の経済指標では良好な結果を示すものが多い一方、クラリダ副議長は冷静な姿勢を崩さず、「マーケットとFRBとの間では認識にずれがあるようだ」(国内証券)との意見が聞かれた。マーケットではインフレ懸念がくすぶり、前日に米10年債利回りは一時1.7%近くまで上昇、米株市場では主要3指数が下落した。

今晩は米国で4月の卸売物価指数が公表予定となっており、内容が注目される。「当面は、インフレ関連の指標やFRB高官メンバーの発言に対してマーケットは神経質になりそうだ」(同)という。

<07:52> ドル108.70─110.10円の見通し、ドル高続くが上値限定的

きょうの予想レンジはドル/円が108.70―110.10円、ユーロ/ドルが1.2035─1.2145ドル、ユーロ/円が131.70―132.70円付近。

前日のNY市場では、4月の米消費者物価指数(CPI)が予想より大きく上昇したことで、米10年債利回りは一時1.7%近くまで上昇した。ただ、ドルの上昇は抑制され、このところの範囲内にとどまった。

4月の米CPI(季節調整済み)は、総合指数が前年比4.2%上昇し、2008年9月以来、約12年半ぶりの大幅な伸びを記録した。

物価が上昇すれば連邦準備理事会(FRB)が利上げに動くとの連想が働くが、パウエルFRB議長がインフレ上昇を一定期間容認しながら金利を現行水準にとどめると確約していることで、この日のドルの上昇は抑制された。

現在、ドル/円は109.66円付近、ユーロ/ドルは1.2072ドル付近、ユーロ/円は132.40円付近。

きょうは前日のドル高の流れを引き継ぎ、ドルは底堅く推移するとみられている。ただ、「110円近辺では利益確定売りが出ることが予想され、上値は限定的となるのではないか」(楽天証券のFXディーリング部・荒地潤氏)との見方が聞かれた。

また、ユーロ/ドルは前日の米CPI発表を受けて下落したが、楽天証券の荒地氏は「1.20ドル台をキープしており、パニック的なドル買いが進んだとはみていない」という。きょうもドル買いの裏でユーロは売られる可能性があるものの、下値は堅いとみられている。

主なスケジュールでは、国内では3月国際収支(財務省)が公表されるほか、日銀の黒田東彦総裁が参議院財政金融委員会に出席する予定。海外では、米国で新規失業保険申請件数(労働省)、4月卸売物価指数(労働省)が発表される。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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