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〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは109円半ば、米長期金利につられ小幅上昇

[東京 5日 ロイター] -

<12:03> 正午のドルは109円半ば、米長期金利につられ小幅上昇

正午のドルは、前日のNY市場終盤(109.47/50円)に比べて小幅にドル高/円安の109.65円付近で推移している。前日の米国時間に一時、1.12%台まで低下した米10年債利回りが1.19%台まで上昇し、ドルは109.71円の高値を付ける場面もあった。

市場参加者からは、前日のクラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長のタカ派的なコメントに関心を寄せる声が聞かれた。

クラリダ副議長は4日、米経済が新型コロナウイルス禍から驚異的なペースで回復していることを踏まえると、2023年に利上げが可能になる公算が大きいとの見方を示した。

市場からは「この発言がドル上昇をサポートした」(国内証券)という意見が聞かれた。一方、JPモルガン・チェース銀行・市場調査本部長、佐々木融氏は「市場予想を大きく下回るADP雇用報告を受けたドル安の、一時的な戻りではないか」と指摘した。

佐々木氏は「米国側には貿易赤字の拡大なども懸念され、ドルがどんどん上値を追っていく局面ではない」と話す。今晩は米国で6月の貿易収支が公表予定となっており、内容が注目されるという。

ユーロは1.1835ドル付近で、横ばい圏での推移となっている。ユーロ/円は129.78円付近で小幅に上昇している。

<11:30> 英ポンドは1.38ドル後半で小動き、英中銀会合控え様子見

英ポンド/ドルは1.3885ドル付近、横ばい圏での推移となっている。きょうは英中銀の金融政策委員会を控えており、様子見姿勢が広がっているという。

市場からは、ここのところ英中銀メンバーからタカ派的なコメントが確認され、「マーケット参加者の間では英中銀のタカ派化観測もある」(外国証券)との声が聞かれた。

ただ、足元では新型コロナウイルスの変異株「デルタ」の感染拡大が懸念されており、金融政策の正常化に向けた動きが進むか注目されるという。

英ポンド/円は152.28円付近で、朝方に比べて小幅に上昇している。

<09:18> ドル109円半ば、クラリダFRB副議長の発言に関心

現在、ドル/円は朝方に比べて小幅にドル高/円安の109.53円付近。前日までにみられたドル下落ムードは和らぎ、109円半ばでもみあう展開となっている。米10年債利回りは1.19%付近と、小幅ながら上昇している。

市場からは、クラリダFRB(米連邦準備理事会)副議長のタカ派的なコメントに関心を寄せる声が聞かれた。

米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は4日、米経済が新型コロナウイルス禍から驚異的なペースで回復していることを踏まえると、2023年に利上げが可能になる公算が大きいとの見方を示した。

7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)について具体的な時期などは示されなかった。だが、「クラリダ副議長の発言を受けて、テーパリングに慎重なパウエル議長がタカ派シフトするのではないかという期待が高まっているようだ」(国内証券)との声が聞かれ、ドル上昇、米長期金利上昇につながったとの見方が出ていた。

<07:49> ドル108.85─110.30円の見通し、上値追いには慎重か

きょうの予想レンジはドル/円が108.85―110.30円、ユーロ/ドルが1.1785─1.1920ドル、ユーロ/円が129.10―130.25円付近。

現在、ドル/円は109.49円付近、ユーロ/ドルは1.1838ドル付近、ユーロ/円は129.61円付近で推移している。

前日のNY市場では、ドルが上昇。市場予想を大幅に下回る米ADP民間雇用を受け、朝方は最大0.3%下落したものの、米連邦準備理事会(FRB)当局者によるタカ派的な発言を手掛かりに上昇した米債券利回りに追随し、最大0.3%上昇した。

きょうの為替市場で、ドル/円相場は109円半ば付近でもみあう展開が予想されている。前日のクラリダFRB副議長のタカ派発言を受けて、昨日までに見られたドル下落のムードは一服し、「ドル/円の方向感として109円を下回る可能性は低い」(楽天証券・FXディーリング部、荒地 潤氏)との見方が聞かれた。

ただ、ドルが110円台を目指すには、明確な米長期金利の上昇が確認されることが必要で、「ドルの下値は堅いが、上値追いには慎重な展開が続きそうだ」(荒地氏)との見方もある。

現在、米10年債利回りは1.18%台付近で推移しているが、節目として1.5%を超える水準まで上昇すればドル高圧力が強まる可能性があるという。

主なスケジュールでは、米国で新規失業保険申請件数(労働省)、6月貿易収支(商務省)が公表される予定となっているほか、英中銀の金融政策委員会(金利発表)を控えている。

全スポットレート(ロイターデータ)

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