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〔マーケットアイ〕外為:ドル109円半ば、上値重く 米消費マインド悪化で

[東京 16日 ロイター] - <09:08> ドル109円半ば、上値重く 米消費マインド悪化で

ドルは109.55円付近、一時109.50円まで下落した。早朝に109.75円を付けたが、その後伸び悩んだことで、利益確定売りが流入しているもよう。株安や米長期金利の低下も円の買い戻しを誘っている。

内閣府によると、日本の4―6月期の実質国内総生産(GDP)は1次速報値で、前期比0.3%増、年率で1.3%増となった。

個人消費の強さを表す民間最終消費支出は前期比0.8%増と、ロイター予測の0.1%減を大幅に上回った。内需の実質GDP寄与度はプラス0.6%、外需の同寄与度はマイナス0.3%となった。

一方で、米ミシガン大学が13日に発表した8月の消費者信頼感指数(速報値)は70.2と、2011年以来、約10年ぶりの低水準となり、消費マインドの弱さが際立つ結果となった。

現況指数は77.9と、7月の84.5から低下した。所得や年齢、教育水準にかかわらず全国的に下がった。期待指数は65.2と、7月の79.0から低下。

期待インフレ率は1年先が4.6%と、7月の4.7%からやや低下。一方、5年先は3.0%と、7月の2.8%から上昇した。

「期待インフレ率の高止まりで消費が落ち込むとすれば、ドルにとってはバッドニュース」(外国銀)だという。

<08:13> ドル109円後半 IMMでは円ショート増、ユーロロング減

ドルは109.61円付近で、やや不安定な値動き。早朝からの取引レンジは109.57―109.75円。

米商品先物取引委員会(CFTC)が13日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、8月10日時点の円の売り持ち(円ショート)は6万0657枚と、前週の5万5190枚から増加した。

一方、ユーロの買い持ち(ユーロロング)は10日に3万3857枚と、前週の3万8007枚から減少した。

ドル/円は11日に110.80円と約1カ月ぶりの高値を付け、ユーロ/ドルは同じく11日に1.1706ドルと3月末以来の低水準まで下落しており、IMMの投機筋のポジションはこうしたスポット相場の値動きと整合的なものとなっている。

ただし、こうしたドル高の流れは、13日に発表された米ミシガン大消費者信頼感指数の8月速報値が急低下したことで、冷や水を浴びせられており、円ショート増、ユーロロング減の流れが、足元ではいったんは止まっている、もしくは、逆方向に向いている可能性がある。

<07:48> ドル109.20─110.20円の見通し、ドル安地合い継続へ

ドル/円は109.68円付近、ユーロ/ドルは1.1792ドル付近、ユーロ/円は129.35円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が109.20―110.20円、ユーロ/ドルが1.1740─1.1840ドル、ユーロ/円が128.80―129.80円。

13日のニューヨーク市場では、米ミシガン大学の8月消費者信頼感指数(速報値)が70.2と、2011年以来、約10年ぶりの低水準となったことを受けて米長期金利が低下し、ドルも109.54円付近まで急落した。

市場では、「ミシガン大学の指数を受けてドルを手放す動きが強まった。一部に過剰反応との見方もあるものの、ドルの弱い地合いは続いている」(外為アナリスト)との指摘があった。

早朝の取引では、国内勢の買いを受けてドルが109.57円から109.75円まで買い進まれたが、「きょうも夏季休暇などで参加者が少ないとみられ、不安定な値動きとなる可能性がある」(同)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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