[東京 20日 ロイター] -
<07:55> ドル134.40─135.90円の見通し、円安基調続く
きょうの予想レンジはドル/円が134.40―135.90円、ユーロ/ドルが1.0420─1.0550ドル、ユーロ/円が141.00―142.50円付近。
現在、ドル/円は135.18円付近、ユーロ/ドルは1.0489ドル付近、ユーロ/円は141.75円付近で推移している。
前週末のニューヨーク市場では、日銀が現行の金融緩和政策の維持を決定したことや米長期金利の上昇を背景に、ドルは一時135.42円まで上昇。しかし、その後は利益確定売りや週末を控えた持ち高調整の売りに押された。米市場の終値は134.96/99円だった。
きょうのドル/円は、米金利や株価の動向をにらみながら135円前半を中心に推移するとみられる。市場では「日米の金融政策の方向性の違いから円安基調となりやすい一方、各国中銀による金融引き締めで世界的な景気減速懸念も意識されやすい」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)との声が聞かれる。
五・十日に伴い、仲値にかけては実需のフローが活発になるとみられる。輸入企業によるドル買いが多く入れば、135円半ばまで上昇しやすい。一方で輸出企業によるドル売りが出れば、134円後半まで下落する可能性がある。
きょうは米国はジューンティーンスの振替休日に伴い休場。このため、手掛かり材料難から、徐々に動意に乏しくなりそうだ。
主なスケジュールでは、海外で5月の独生産者物価指数が発表される。また、ラガルドECB総裁が欧州議会経済金融委員会で発言する予定。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(日銀公表)
(
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」