[東京 12日 ロイター] -
<07:51> ドル136.70─138.20円の見通し、堅調地合い継続か
きょうの予想レンジはドル/円が136.70―138.20円、ユーロ/ドルが0.9970─1.0120ドル、ユーロ/円が137.30―138.80円付近。
現在、ドル/円は137.33円付近、ユーロ/ドルは1.0044ドル付近、ユーロ/円は137.91円付近で推移している。
前日のニューヨーク市場では、米国の積極的な金融引き締めが意識され、ドルが対主要通貨で上昇。ドル指数は一時108.26と、02年10月以来の高値を付けた。対円でも一時137.75円付近まで上昇した。その後は、米株価の軟調な推移や米長期金利の低下を背景に利益確定のドル売りに押された。同市場の終値は137.42/45円だった。
きょうのドル/円は、米金利や株価の動向をにらみながら、前日の高値の137.75円を超えて、138円を試す動きがでるかが注目される。
市場では「足元では欧州通貨は買いづらく、消去法的にドルが選好されやすい」(国内金融機関)と指摘する声が出ている。ただ、クロス円は円高基調になっているほか、138円近辺では利益確定売りや調整売りがでるとみられ、ドル円の上昇を抑える要因になりやすい。
きょう開催される日米財務相会談で為替に関する言及があるかどうか、市場の関心が集まっている。
主なスケジュールでは、海外では7月の独ZEW景気期待指数などが発表予定。このほか、ベイリー英中銀総裁の講演やバーキン米リッチモンド地区連銀総裁の講演などが予定されている。EU財務相理事会が開催予定となっている。
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