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〔マーケットアイ〕外為:ユーロ1.00ドル半ばで強含み ドル143円付近でじり安

[東京 20日 ロイター] -

<09:11> ユーロ1.00ドル半ばで強含み ドル143円付近でじり安

ユーロは1.0050ドル付近で強含み。前日に11年ぶりの高水準を付けた米長期金利の上昇が一服した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた持ち高調整の動きや欧州中央銀行(ECB)高官からユーロ安けん制の発言が相次いだことから、「ユーロの買い戻しが入りやすい」(国内金融機関)との声が出ている。

ドルは143.01円付近。朝方に一時143.34円付近まで上昇した後、時間外取引の米長期金利の低下を背景にじり安となっている。

金融政策の違いから円売り圧力は一定程度あるものの、今週の米FOMCや日銀金融政策決定会合を控えて内容を見極めたいとの見方が強く、「ドル買い/円売りの勢いは欠けている」(国内金融機関)という。

総務省が20日に発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は102.5と、前年同月比2.8%上昇した。消費増税の影響を除けば1991年9月以来の伸び率。ロイターがまとめた民間予測は同2.7%上昇だった。ただ、相場の反応は薄かった。

<07:49> ドル142.50─144.00円の見通し、底堅い 米金利にらみ

きょうの予想レンジはドル/円が142.50―144.00円、ユーロ/ドルが 0.9950─1.0100ドル、ユーロ/円が142.90―144.40円。

現在、ドル/円は143.24円付近、ユーロ/ドルは1.0028ドル付近、ユーロ/円は143.63円付近で推移している。

きょうのドル/円は、米金利や株価の動向をにらみながら、143円を中心に推移すると予想される。きょうから2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、調整主体の値動きとなるとみられる。

金融政策の方向性の違いが意識され、ドルやユーロに対して円売りが出やすい。ただ、日本当局によるレートチェックや為替介入への警戒感から「144円へ一気に仕掛けにくい状況」(国内金融機関)といい、底堅さは維持するものの、上値追いには慎重となりそうだ。

前日のNY市場では、狭いレンジ内で取引される中、米長期金利が一時2011年以来の高水準を付けたことを背景に、ドルが主要通貨に対して上昇。ただ、ロンドンと東京の市場が祝日のため休場で、商いは全体的に乏しかった。同市場の終値は143.20/21円だった。

きょうは、国内では8月の全国消費者物価が発表予定。海外では、8月の独生産者物価指数や8月の米住宅着工件数などの発表が予定されている。

このほか、豪中銀理事会議事要旨が公表予定となっている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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