[東京 30日 ロイター] -
<07:58> ドル137.70─139.70円の見通し、月末フローで上下 米FRB議長講演待ち
きょうの予想レンジはドル/円が137.70―139.70円、ユーロ/ドルが 1.0240─1.0440ドル、ユーロ/円が142.30―144.30円。 現在、ドル/円は138.68円付近、ユーロ/ドルは1.0327ドル付近、ユーロ/円は143.24円付近で推移している。
きょうのドル/円は、米金利の動向をにらみながらの推移となりそうだ。月末絡みの駆け込み需要やや五・十日に伴い通常よりも実需フローが大きく出ると予想される。ただ、国内輸入企業によるドル買いフローが活発化しても「139円台では戻り売りもでやすいことから、138円台が中心となるのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。
月末の機関投資家の持ち高調整に伴う売買については、ドル売りが優勢になるとの予測がでている。海外時間にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長によるブルッキングス研究所での講演が控えており、徐々に様子見姿勢が強まりそうだ。
前日のニューヨーク市場では、米長期金利の上昇がドルの下支え要因となったものの、全体的に模様眺めが強かった。同市場の終値は138.68/73円だった。
きょう国内では、10月の鉱工業生産速報、11月の外国為替平衡操作の実施状況 などが発表予定。海外では11月の中国製造業PMIや非製造業PMI、11月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)、11月の米全米雇用報告(ADP)、10月の米JOLTSなどが発表される予定となっている。
このほか、米地区連銀経済報告が公表される。ボウマン米FRB理事が銀行関連の討論会に参加するほか、クック米FRB理事が経済と金融政策見通しについて講演が予定されている。
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坂口茉莉子
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