[東京 9日 ロイター] -
<09:30> 加ドル100円半ばを上下、米パイプライン破損が話題
カナダドルは100円半ばでもみあい。7日に中銀が利上げ局面の終了が近いことを示唆する声明を発表して弱含みとなったが、前日にはカナダ産原油を米国へ輸送するキーストーン・パイプラインから、原油が川に流出する事故が発生。米原油先物が一時急伸し、加ドルも強含みとなった。
流出の規模や原因は不明で、再開時期も未定。米運輸省傘下のパイプライン・有害物質安全局(PHMSA)が現在、調査を行っている。
もっとも、現時点では米国に十分な原油在庫があるとして、原油価格はその後反落。WTI1月物は結局続落となり、前日に続いて1年ぶり安値を更新した。
ドルは仲値に向けて買いが先行。136円後半へ小幅上昇した。
<08:07> ドル136.20─137.30円の見通し、売買交錯か
きょうの予想レンジはドル/円が136.20―137.30円、ユーロ/ドルが1.0510─1.0590ドル、ユーロ/円が143.70―144.90円付近。
年内最後の重要イベントとなる米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、きょうは売買が交錯する展開にとどまりそうだ。
前日は中国でコロナ対策の一段の緩和が発表され、李克強首相が新たな措置で経済は上向きの成長が維持されると述べたものの、米金利が小幅上昇する一方、ドルが弱含んだ程度で、市場の反応は全般に乏しかった。「FOMC目前のブラックアウト期間で新たな情報が得られず、結果発表を待つ形となっている」(外銀)という。
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