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〔マーケットアイ〕外為:午前のドルは小幅高の131円前半、買い一巡後は小動き

[東京 9日 ロイター] -

<12:05> 午前のドルは小幅高の131円前半、買い一巡後は小動き 午前の東京外為市場で、ドルは実需の買い一巡後は131円前半で小動きとなっている。正午時点では、前日のニューヨーク市場終盤時点(131.37/40円)から小幅高の131.43/45円。

仲値にかけて国内輸入企業の買いフローが入ったとみられ、ドルはじりじりと上昇。豪ドルなどを中心にクロス円に円売り圧力がかかり、ドル/円も一時131.83円付近まで上昇した。その後は131円前半まで上げ幅を縮小した。

前日の米連邦準備理事会(FRB)高官による発言が総じてタカ派的な内容となったことでドルは底堅い動きが続いており、「(年初高値の)134円台を目指す可能性は十分ある」(トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏)との声が出ている。ただ「次期日銀総裁人事が不透明であることから円高に振れるリスクもあり、思い切りアクセルを踏めない状況だ」という。

ユーロ/ドルは1.0728/32ドルと、朝方から強含んでいる。

<09:02> ドル131円前半で小動き、米FRB高官発言はタカ派でも上値重い

ドルは131.36円付近で小動きとなっている。前日の米連邦準備理事会(FRB)の高官発言については、「ターミナルレートを引き上げるような発言もあり、タカ派的」(国内金融機関)であるものの、「パウエルFRB議長のディスインフレ(インフレ低下)の発言もあり、市場も確信が持ててないとみられややドル買いには慎重のようだ」(同)という。

米FRBの当局者らは8日、インフレを抑制する上で一段の利上げが必要になるとの見通しを示した。ただ、1月の強い雇用統計を受けて引き締めペースの再加速を迫られるシナリオには触れず、ペース縮小で認識が一致していることを示唆した。

ユーロ/ドルは1.07ドル前半付近で軟調地合いが継続。欧州中央銀行(ECB)高官らは積極的な金融引き締め姿勢を維持しているものの、欧州の景気減速懸念がより意識され、相場の重しとなっている。

<07:52> ドル130.60─132.10円の見通し、底堅さ維持か

きょうの予想レンジはドル/円が130.60―132.10円、ユーロ/ドルが1.0650─1.0800ドル、ユーロ/円が140.00―141.50円。

きょうのドル/円は、米金利や株価の動向を眺めて131円台を中心に底堅く推移するとみられる。前日、米連邦準備理事会(FRB)高官らからタカ派的な発言が相次いだことがドルの下支え要因となる。

ただ、米長期金利の上昇は一服しており「ドルは130円半ばで下値が固まりつつあるものの、132円台に上昇するような勢いは乏しい。131円台が居心地の良い水準となるのではないか」(国内金融機関)との声が出ている。 前日のニューヨーク市場では、FRB高官がインフレ抑制に向けた一段の金融引き締めを示唆したことからドルの買い戻しが優勢となった。終値は131.37/40円だった。

きょうの海外では、週間の米新規失業保険申請件数などが発表予定。このほかベイリー英中銀総裁の議会証言や欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁の講演などが予定されている。スウェーデン中銀とメキシコ中銀が金融政策を発表する。

全スポットレート(リフィニティブ・データ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(リフィニティブ・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

坂口茉莉子

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