[東京 20日 ロイター] -
<12:08> 午前のドルは小幅高の134円前半、買い一巡後は小動き 午前の東京外為市場で、ドルは実需の買い一巡後は134円前半で小動きとなっている。正午時点では、前週末のニューヨーク市場終盤時点(134.15/18円)から小幅高の134.28/30円。 仲値にかけては国内輸入企業の買いが入ったとみられ、ドルはじりじりと上昇。また、アジア株の底堅い推移を眺めて、クロス円で円売り圧力が強まり、ドルは134円半ばまで上昇した。ただ、全体的に薄商いで、午前の値幅は約30銭と小幅にとどまった。
ドルは先週以降、右肩上がりで上昇。予想を上回る米経済指標や米金利の上昇を背景に一時135円台まで上昇するなど堅調な地合いとなった。ただ、ドルの下方向のリスクも意識されている。24日の日銀正副総裁候補の所信聴取に注目が集まる中、「政策修正の可能性が示唆された場合は、円高圧力がかかりやすい」(国内証券)との見方がでている。
ユーロ/ドルは1.0682/86ドル付近で底堅い。欧州中央銀行(ECB)による積極的な金融引き締め姿勢が相場の下支え要因となっており、「1.06ドル前半では買い戻しが入りやすい」(国内金融機関)との声が聞かれた。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は17日、ECBの政策金利は夏にかけてピークに達する可能性が高いと述べた。ただ、年内の利下げは問題外との考えを示した。
<09:12> ドル134円前半で方向感に乏しい 米金利の上昇一服で
ドルは134円前半で小動き。米金利の上昇一服などを背景に方向感に乏しい動きとなっている。ドルは前週末の海外市場で、一時135.12円付近まで上昇。その後はポジション調整や利益確定売りに押された。ただ、「134円を割れなかったことから、金利が再び上昇すれば、ドルの上昇余地は残っている」(国内金融機関)との声がでている。
米長期金利は一時3.92%付近と、22年11月以来の水準まで上昇した後、「米連邦準備理事会(FRB)高官によるハト派的な発言が意識された」(同)とみられ、3.8%台まで低下した。
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は17日、予想外に強かった1月米雇用統計と好調な1月小売売上高は季節要因の影響を受けた可能性があり、必ずしも過剰需要の存在を示してはいないとの見解を示した。今後の経済指標に対応する柔軟性を保てるよう、利上げ幅は0.25%ポイントを支持するとした。
<07:58> ドル133.60─135.10円の見通し、上値重い 手掛かり材料難
きょうの予想レンジはドル/円が133.60―135.10円、ユーロ/ドルが1.0620─1.0750ドル、ユーロ/円が142.80―144.30円。
きょうのドル/円は、株価の動向などを眺めて、134円台を中心に推移すると予想されている。五・十日に伴い、実需のフローが通常よりも多く出るとみられており、仲値にかけては売り買いが交錯しそうだ。
大統領記念日に伴い米国市場は休場となる。このため、市場参加者が少なくなるほか、手掛かり材料も乏しく、「海外勢による仕掛け的なドル買い/円売りも出にくいとみられ、値幅は限定的となるのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。 早朝には、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが3回連続して発射された。今のところ市場の反応は薄い。 前週末のニューヨーク市場では、米長期金利の上昇を背景に、ドルは一時135円前半まで上昇。その後、米長期金利が低下に転じたことや三連休を控えた持ち高調整目的のドル売り/円買いがでたことから、終値は134.15/18円だった。
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アジアスポットレート(同)
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スポットレート(日銀公表)
坂口茉莉子
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