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〔マーケットアイ〕外為:午前のドルは134円後半で軟調、上値でまとまった売り

[東京 22日 ロイター] -

<12:23> 午前のドルは134円後半で軟調、上値でまとまった売り

午前のドルは軟調。上値でまとまった売りが出て、135円前半から134円半ばへ反落した。正午時点のドルは、前日NY市場終盤の水準から小幅安の134円後半。

前日海外で135.23円と2カ月ぶり高値をつけたドルは、朝方から上値の重い展開。高値更新で短期筋が利益確定に動いたほか、仲値では実需と見られる向きのまとまった売りが、上値を抑えた。売り圧力は強く「仲値前後の取引量は通常よりかなり多めだった」(邦銀)という。

しかし、仲値に絡む売買が一巡すると、売り圧力も一服。正午にかけて134円後半へ切り返した。

ニュージーランド(NZ)ドルは83円後半から84円前半へ小幅に上昇。NZ準備銀行(中央銀行)は22日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、14年余ぶりの高水準となる4.75%とした。

利上げ幅の0.5%は市場予想通りだったが、声明で追加の引き締め見通しを示したことで、市場ではターミナルレート(利上げの最終到達点)が切り上がる可能性を指摘する声が複数出ていた。

中銀は政策金利が今年中に5.5%でピークに達するとの見通しを示している。

<09:01> ドル135円近辺で上値重い 年初来高値圏で売り圧力

ドルは135.01円付近。前日の海外市場では一時135.23円付近まで上昇するなど、年初来の高値圏で推移。市場関係者によると「135円台では一定程度の売りオーダーがある」(国内銀)とみられ、ドルの上値を抑えている。

一方、米長期金利は3.95%と、昨年11月以来3カ月ぶりの水準まで上昇しており、ドルを支えている。

前日発表された米経済指標はまちまち。2月の米S&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が8カ月ぶりの高水準となった一方で、1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は2010年10月以来12年超ぶりの低水準となった。

市場では「米国の住宅関連指標が低調だったことから、ドルの上値が思ったほど伸びなかったのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれる

英ポンド/円はしっかり。2月のS&Pグローバル/CIPSの英国総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0に上昇したことを受けて、同国の景気後退のリスクが縮小したとの見方が、ポンド買いを支えている。

<07:48> ドル134.20─135.70円の見通し、底堅さを維持

きょうの予想レンジはドル/円が134.20―135.70円、ユーロ/ドルが1.0580─1.0710ドル、ユーロ/円が143.00―144.50円。

きょうのドル/円は、米金利先高観を背景に底堅く推移すると予想されている。ただ、年初来の高値圏で推移していることから利益確定売りがでやすい。株価が大幅に下落した場合はリスク回避ムードが広がり、円買いも強まりやすい。

今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えて様子見ムードも広がりやすく、「135円台で値固めが出来るか注目だ」(国内金融機関)との声が聞かれる。

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げて4.75%にすると市場では予測されている。声明文の内容次第ではNZドルは上下に振れる可能性がある。 前日のニューヨーク市場では、2月の米S&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が8カ月ぶりの高水準となったことや米金利の上昇を背景に、ドルは一時135.23円付近まで上昇した。終値は134.99/135.02円だった。

きょうは国内で田村日銀審議委員が群馬県金融経済懇談会のあいさつが予定されている。海外では、2月の独IFO業況指数などが発表予定。1月31日─2月1日の米FOMC議事要旨が公表されるほか、ウィリアムズ米NY連銀総裁がインフレ抑制に関する討論会に参加する予定となっている。

全スポットレート(リフィニティブ・データ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(リフィニティブ・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

坂口茉莉子

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