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〔マーケットアイ〕外為:ドル130円後半で小動き 全国CPIは市場予想と一致で反応薄

[東京 24日 ロイター] -

<09:03> ドル130円後半で小動き 全国CPIは市場予想と一致で反応薄

ドルは130.91円付近と方向感に乏しく小動きにとどまっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)や各国主要中銀の政策発表を通過し、手掛かり材料に乏しい。

朝方発表された2月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比プラス3.1%と、ロイターがまとめた民間予測と一致。市場の反応は乏しかった。

前日の海外市場ではスイス中銀が50ベーシスポイント(bp)の利上げに踏み切ったほか、イングランド銀行(英中央銀行)も25bpの利上げを決定した。

金融引き締めを続ける主要中銀と緩和を維持する日銀の違いが強く意識されやすいものの、「金融システムへの懸念が強く、金融政策の違いを意識した円売りはみられなかった」(国内金融機関)という。

<07:51> ドル130.20─131.70円の見通し、上値重い 米金利にらみ

きょうの予想レンジはドル/円が130.20―131.70円、ユーロ/ドルが1.0770─1.0920ドル、ユーロ/円が141.10―142.60円。

きょうのドル/円は、米金利動向をながめて、上値の重い展開が予想されている。実質的な五・十日に伴い、実需のフローが通常よりも多くでやすいとみられ、仲値にかけては売り買いが交錯しやすい。

市場では「リスク回避の流れが強まらなければ130円割れは回避される一方、131円半ばから後半では売り圧力が強まりやすい」(国内金融機関)との声が聞かれ、レンジ内での推移にとどまりそうだ。

午前8時30分に発表される2月の全国消費者物価指数が予想を上回る伸びとなった場合は、日銀新体制下での金融政策に対する思惑から、円高に振れる可能性がある。

前日のニューヨーク市場は、米金利の低下を受けてドル売り/円買いが優勢となり。一時130.32円付近まで下落。その後は買い戻しが入り、終値は130.81/84円だった。

きょう海外では、2月の英小売売上高や3月のユーロ圏総合PMI(速報値)、3月の米マークイット総合PMI(速報値)などが発表される。

ナーゲル独連銀総裁の講演のほか、ブラード米セントルイス地区連銀総裁が米経済と金融政策に関するプレゼン・対話集会に参加する予定。

全スポットレート(リフィニティブ・データ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(リフィニティブ・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

坂口茉莉子

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