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〔マーケットアイ〕外為:午前のドルは広範に堅調、半年ぶり140円乗せが視野

[東京 25日 ロイター] -

<12:25> 午前のドルは広範に堅調、半年ぶり140円乗せが視野

午前のドルは堅調に推移した。米国の早期利下げ観測の後退とともに、アジア時間の米10年債利回りが3.74%と、3月以来の水準へ切り返してきたことを受け、ドルは広範に買いが進展。円や豪ドル、NZドルに対して半年ぶり、ユーロと英ポンドに対して2カ月ぶり高値を更新した。

ドル/円は朝方に、格付け会社フィッチが、米国の「AAA」長期外貨建て発行体格付けを格下げ方向のウォッチネガティブに指定したことが話題となり、138円後半へいったん下落した。

しかし、格下げは期限内に債務上限の引き上げが行われない場合の対応で、現時点では与野党の合意を見込んでいることなどが明らかになると、ドルは139円台へ反発した。

正午時点のドルは、前日NY市場終盤から小幅高の139円半ば。

東京株式市場で日経平均が反発に転じたことが、円が売られた一因とする声もあった。「海外勢が日本株買いとともに、為替変動をヘッジするための円売りを出しているようだ」(外銀)といい、短期筋の間では140円乗せを期待する声が強まってきた。

<09:40> 英ポンド172円前半、7年ぶり高値後に反落 利上げピーク見据え

英ポンドは現在172円前半と、前日海外でつけた7年ぶり高値172円後半から小幅下落した水準で売買が交錯している。前日発表の4月消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.7%上昇と予想の8.2%を上回り、金利先物市場が織り込む来月の利上げ確率は100%に到達したが、一段の上昇は限られた格好だ。

ポンドは対米ドルでも現在1.23ドル半ばと、月初につけた1年ぶり高値1.26ドル後半に届かず。CPIの直後こそ一時買われたものの、国債金利が低下へ転じたことでポンド買いも減速したという。市場では、前日に利上げ打ち止めを明言したニュージーランドを念頭に「そろそろ主要国の引き締めが最終盤に入ってきた」(外銀)点を意識する声が出ていた。

ドルは139円半ばへじりじりと反発。フィッチは債務上限問題への懸念を理由に米国の格付けをウォッチネガティブの対象としたものの、米国が期限内に債務を返済しない可能性は非常に低いとの見方も示している。

<08:08> ドル138円後半へ一時急落、フィッチが米格付け「ウォッチネガティブ」に

午前8時前にドルが139円前半から138円後半へ50銭程度、一時急落した。米国の債務上限問題を受けて、格付け会社フィッチが米国の「AAA」長期外貨建て格付けを「ウォッチネガティブ」の対象としたことが手がかり。

ドルは現在139円前半へいったん値を戻しているが、アジア市場の米金利や米株先物の動向に関心が集まりそうだ。

<07:58> ドル138.60─140.30円の見通し、節目控えて強弱感

きょうの予想レンジはドル/円が138.60―140.30円、ユーロ/ドルが1.0700─1.0800ドル、ユーロ/円が148.70―150.50円付近。

海外市場では、利上げ打ち止め観測の高まったNZドル安が継続。対米ドルで一時3%近い下げとなったことで、押し上げられたドルは円やユーロに対して一段高となり、対円で139.48円と半年ぶり、対ユーロで1.07ドル前半と3カ月ぶり高値を更新した。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言などを手がかりに米利下げ観測が後退し、10年債利回りが3カ月ぶり水準へ上昇してきたことも、ドルを支えている。市場では、短期筋を中心に節目となる140円乗せへの期待が強まっているが「米債務問題の決着が見通せない中、ドル高がどこまで続くかは不透明」(外銀)との声も聞かれた。

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