December 26, 2017 / 6:38 AM / 4 months ago

ドル113円前半、CPIや日銀議事要旨は材料視されず

[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日の東京市場午後5時時点とほぼ同水準の113円前半。典型的な年末相場となり、参加者が少なく、主要通貨では総じて方向感が出なかった。市場予想を上回るプラス幅となった11月全国コアCPIや、極端な金融緩和策をとることによる副作用が指摘された日銀決定会合議事要旨は、ほとんど材料視されなかった。

 12月26日、午後3時のドル/円は、前日の東京市場午後5時時点とほぼ同水準の113円前半。典型的な年末相場となり、参加者が少なく、主要通貨では総じて方向感が出なかった。写真は昨年11月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)

ドルは午前9時半ごろに安値113.26円をつけた後、仲値に向けて輸入企業のドル買い/円売りが入り、113.38円まで上昇した。仲値を通過した後は主体性なく上下し、国内金融機関の関係者からは「開店休業状態」との声も聞かれた。

南アランドは9円台に上昇し、2015年10月以来2年2カ月ぶりの高値圏となった。

2019年の総選挙後になる予定だったズマ大統領の退陣が前倒しされるとの観測が好感されているという。早ければ来年1月11、12日に行われる与党アフリカ民族会議(ANC)の全国執行役員会議になるとの見方もあり、構造改革期待が高まっている。もっとも「年末で流動性が低下しており、少額の買いでも大きく反映されてしまう」(野村証券の外国為替アナリスト、中島将行氏)との指摘もある。

為替スワップ取引では、1カ月物の円投/ドル転コストが一時399.45ベーシスポイント(bp)と4%に迫る勢いとなり、2008年10月17日以来のレベルに達した。日米金利差からの乖離を示す「ベーシス」も243bpと、昨年末の高値200bpを上回ってきた。

1カ月物に比べ安定的な値動きを示す3カ月物では、円投/ドル転によるドル調達コストが256.34bpまで上昇し、10年物米国債利回りの2.4901/4833%を上回っている。ベーシスも87.76bpまで上昇し、年初に付けた今年の最高値85.38bpを上回った。

ベーシス拡大の背景には、年末で市場の流動性が極端に低下していることがあるとみられるが、世界的なリスクオンの状況で、金融機関のキャッシュ比率が低下していることも一因と考えられる。このため、来年以降もリスクオンが続けば、短期金融市場やスワップを経由したドルの調達環境は一段と厳しくなりそうだ。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 113.28/30 1.1869/73 134.46/50

午前9時現在 113.30/32 1.1869/73 134.50/54

前日午後5時 113.24/26 1.1875/76 134.48/52 

為替マーケットチーム

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