March 5, 2018 / 6:58 AM / 9 months ago

ドル105円半ば、独伊の政治警戒でユーロ乱高下

[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の105円半ば。早朝の取引で一時ユーロが買われたが、戻り売りで70ポイント近く一気に急落するなど荒い値動きとなった。

 3月5日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の105円半ば。早朝の取引で一時ユーロが買われたが、戻り売りで70ポイント近く一気に急落するなど荒い値動きとなった。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

週明け取引の序盤はユーロが一段高。4日にドイツ社会民主党(SPD)の党員投票結果が判明、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立が賛成多数で承認されたことが手掛かり。アジア市場の取引開始直後からユーロに買いが集まり、一時1.2365ドルと2週間ぶりユーロ高/ドル安水準をつけた。

市場では、SPDが大連立を否決すれば政治の混乱はドイツのみならずユーロ圏全体に広がりかねないとして、ユーロが大きく売られる可能性を指摘する声が出ていた。

しかし買いが一巡した後は一転して売りが強まり、午前9時前には1.2300ドルまで反落した。もうひとつの大きな注目材料だったイタリアの総選挙では、反体制派政党「五つ星運動」が下院で最大勢力となる見通しだと、国営イタリア放送協会(RAI)が伝えた。

事前の世論調査で最も支持を集めていた五つ星運動が多くの票を集めたのは予想通りだが、問題は今後の連立協議の行方。欧州連合(EU)懐疑派の「同盟」(旧北部同盟)との連立政権は「金融市場が最も警戒するリスクシナリオ」(大和総研)とされる。

一方のベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」を含む中道右派勢力が政権を握っても、首相の選出すら見通しは不透明な情勢だ。過去の選挙では、開票が進むにつれて予想が大きく変わった例もある。

前週末海外市場で黒田東彦総裁の発言を手掛かりに円高が進んだドル/円は、105円半ばで上値の重い展開が続いた。「昨年の欧州中央銀行(ECB)のテーパリング決定をかなり早い段階からユーロ買いで織り込んだ成功体験がある海外投資家は、そう簡単に日銀(の政策変更期待に基づく)トレードを諦めることはない」(シティグループ証券チーフFXストラテジストの高島修氏)という。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 105.55/57 1.2317/21 130.03/07

午前9時現在 105.55/57 1.2315/19 130.01/05

NY午後5時 105.73/77 1.2317/18 130.24/28

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below