May 7, 2018 / 6:30 AM / 17 days ago

ドル109円前半、新興国通貨安を警戒

[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの109円前半。連休明けの取引は全般に低調で方向感が定まらない展開となった。きょうは英国が休場のため、夕方も薄商いが続きそうだという。

 5月7日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの109円前半。連休明けの取引は全般に低調で方向感が定まらない展開となった。きょうは英国が休場のため、夕方も薄商いが続きそうだという。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

週明けのドルは109円前半で取引を開始。日本の連休中に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明、予想を下回る4月米雇用統計などが発表されたが、休暇前と参加者の見方が大きく変わることは特段なく、ドルは108円後半から109円前半のレンジ内を上下するにとどまった。

<アルゼンチンペソが暴落>

日本の連休中、市場の話題を集めたのがアルゼンチン。先月24日に中銀が政策金利の据え置きを決めた後に通貨ペソが1ドル=20ペソ近辺から売られ始め、当局の大規模介入にもかかわらず、26日には2カ月ぶりに過去最安値を更新した。

その後も通貨安には歯止めがかからず、3日には22ペソ台まで8%近く暴落。中銀が27日と今月3日、4日に相次ぎ緊急利上げを実施し、前週末4日にようやく21ペソ台へやや値を戻した。政策金利は現在40%と、中銀はこの1週間で12.75%の大幅引き上げを迫られた。

ペソ暴落のきっかけとされるのが最近の米ドル高。「日欧の金融引き締め観測が遠のいた」(外銀)ことがドル高/ペソ安を勢いづかせたことに加え、現地では海外投資家に対する譲渡益課税の導入や、マクリ大統領の政策不信などを要因として挙げる声も出ている。「中銀のここ数日の行動は大胆で正しい方向にあるが、通貨の安定に十分との保証はない」(ゴールドマン・サックス)という。

<新興国通貨安の連鎖を警戒>

ペソの暴落が直接的に主要通貨へ影響を及ぼすことはなかったが、市場ではアルゼンチンを含む新興国通貨で相次ぐ崩れを警戒する声が上がっている。

ドル高が勢いづいた4月後半から新興国通貨の対ドル相場は軟化が目立ち始め、日本の連休中にトルコリラが最安値を更新。ブラジルレアルは2年ぶり、南アフリカランドは5カ月ぶり、メキシコペソは4カ月ぶり安値をつけた。

中でも下げのきついトルコリラ安が加速したきっかけは、3日発表の4月消費者物価指数(CPI)。前月比1.8%上昇と予想の1.6%を上回ったことで、インフレの急加速に対する懸念が浮上した。

同国では景気てこ入れを狙ってエルドアン大統領が利下げを求め続けていることもあり、中銀の政策に不信感が高まりつつある。通貨安は「海外勢の投資資金流出による面が大きいとみられる」(SMBC日興証券)という。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 109.16/18 1.1950/54 130.46/50

午前9時現在 109.13/15 1.1952/56 130.46/50

NY午後5時 109.11/14 1.1958/62 130.49/53

為替マーケットチーム

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