August 3, 2018 / 6:27 AM / 13 days ago

ドル111円後半、米雇用統計控え膠着感強まる

[東京 3日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円後半。日経平均や中国株が小動きとなる中、米雇用統計の発表を控え市場はポジション調整に終始し、方向感が出なかった。

 8月3日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円後半。日経平均や中国株が小動きとなる中、米雇用統計の発表を控え市場はポジション調整に終始し、方向感が出なかった。写真は2016年11月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

米中貿易戦争への懸念などを背景に金融市場では全般にリスク回避ムードが強まりつつあるが、外為市場ではドルと円が同時に買われているため、ドル/円は値動きが鈍くなっている。

ユーロは軟調で、朝方129.29円まで下落したユーロ/円の地合いは弱いまま。7月31日の日銀会合後につけた1週間半ぶり高値の131.15円から、3日間で2円近く反落した。

ユーロ/円の下げを誘発しているのはドルと円の上昇。対ドルでのユーロ売りが対円に波及する形となり、下落が目立ってきた。

前日にはユーロ独自の懸念材料も浮上した。7月にも辞任するのではないかとの観測のあったトリア伊経済・財務相が、五つ星運動の党首であるディマイオ副首相と会談するとの現地報道が辞任の思惑に再び火をつけ、伊10年債利回りは2カ月ぶり高水準となる2.95%台へ急上昇。主要株価指数も2%近い下げとなった。

ユーロは対ドルでも軟調で2週間ぶり安値圏へ下落している。

一方、日経新聞は3日の朝刊で、政府が海外でのインフラ整備などに投資する新しい基金を作る検討に入ったと報じた。

新基金は、国際協力銀行(JBIC)など公益性の高い事業を担う特殊法人に設立し、早ければ2019年度から、政府が財投債を発行して民間マネーを調達し、その特殊法人に長期間、低金利で融資するという。調達した円資金は、一定の円高水準で外貨に換える方針で、原案では1ドル=100円を上回る円高となれば円を割安なドルに変えると例示している。

市場では「米政権のインフラ開発事業を意識していると思われるが、そもそも具体的な案件があるのか分からない状況で、材料視されていない」(証券会社)という。

さらに「基金に円高抑制の機能を持たせるのであれば、円売り介入と実質的に同じであり、米国からかえって非難を招きそうだ」(同)との指摘もあった。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 111.66/68 1.1589/93 129.42/46

午前9時現在 111.69/71 1.1583/87 129.39/43

NY午後5時 111.65/66 1.1582/86 129.33/37

為替マーケットチーム

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