August 9, 2018 / 6:49 AM / 2 months ago

ドル110円後半、日米通商協議控え上値重い

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半。午前の取引では、日米通商協議を控えた海外投機筋のドル売り/円買いが流入しドルは約2週間ぶり安値をつけた。しかし、午後に入って中国株が上げ幅を拡大したことをきっかけにドルが若干買い戻され一時111円台に乗せた。

 8月9日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半。午前の取引では、日米通商協議を控えた海外投機筋のドル売り/円買いが流入しドルは約2週間ぶり安値をつけた。写真は2016年11月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

ドルは朝方から110円後半でくすぶり、上値の重さが意識されていた。背景はきょうワシントンで初開会合が開かれる日米通商協議を巡る円高リスクを意識した海外ファンド勢のドル売り仕掛け。日経平均がマイナス圏で推移したことや、米長期金利が低下したことなどもドルの上値を抑える要因となった。

ドルは7月31日の日銀決定会合の結果発表後の安値を下回り、一時110.71円と2週間ぶり安値をつけた。

しかし、午後に入って上海総合株価指数.SSECが前営業日比で2%超の上げ幅となると、午前のドル売りの一部が巻き戻され、ドルは111.04円まで上昇した。

日米貿易協議の初会合が無難に通過した場合でも、米国と中国は互いに制裁関税をかける姿勢を崩しておらず、「本格的なリスクオンにはなりにくい」(市場筋)との声も聞かれた。

財務省によると、本邦勢は8月4日までの1週間に外国中長期債を1兆1710億円、外国株式・投資ファンド持分を5050億円買い越した。一方、外国勢は、本邦中長期債を6615億円、日本株を2252億円売り越した。

国債市場では10年最長期国債(351回債)利回りが2日に0.145%まで上昇。日銀が7月31日までの金融政策決定会合で金融緩和政策の柔軟化を決め、黒田日銀総裁が記者会見で10年債の変動許容幅を従来の倍程度に拡大する方針を示したことが背景にある。

為替市場では、決定会合への初期反応として円安に振れたが、海外勢はこの間JGBを売り越しているため、円売り/ドル買い需要が並行的に発生していた可能性がある。

英ポンド/円GBPJPY=は軟調。対円では一時142.36円まで下落し、昨年9月以来の安値圏にある。イングランド銀行が次の利上げを急がない姿勢を示している中、強硬路線で欧州連合(EU)から離脱する「ハードブレグジット」の可能性が高まっている。

英ポンドは「中銀の利上げ期待がブレグジットの警戒感を相殺する感じで下値が支えられていたが、利上げ期待が剥落し下方向に行きやすくなった。目先、140円付近までの下げは覚悟しておきたい」(外為アナリスト)との声が出ていた。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 110.94/96 1.1609/13 128.81/85

午前9時現在 110.90/92 1.1607/11 128.73/77

NY午後5時 110.97/00 1.1610/12 128.81/85

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