January 23, 2020 / 7:20 AM / a month ago

ドル109円半ばで10日ぶり安値、新型肺炎拡大を嫌気

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109円半ば。新型コロナウィルスによる肺炎の感染の広がりを受け、アジアの株式市場が下落したことで、リスク回避の円買いの流れとなり、対欧州通貨などでも円が買い戻された。

 1月23日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109円半ば。写真は2013年2月撮影(2020年 ロイター/Shohei Miyano)

ドルは投機筋の仕掛け売りで早朝に109.65円まで下落。その後、仲値付近からユーロ/円がするすると売られたことにつられて、ドルも109.59円まで下落した。

仲値の時間帯に、ユーロ/円主導で相場が動くことは珍しいが、「今夜にECB(欧州中央銀行)理事会を控え、ユーロ/円のロングを手じまう動きが出たのだろう」(金融機関)との見方が出ていた。

23日の会合でECBは金利を据え置くとみられる。景気が底入れしたとの見方がある中で今年の経済見通しが注目されている。

午後に入ってドルはさらに売られて109.53円と10日ぶり安値まで落ち込んだ。株の下げ幅拡大や米長期金利の低下に加え、外務省が中国・武漢市の危険レベルを引き上げたことも影響したとみられる。

外務省は23日、新型コロナウイルスによる感染の拡大状況を踏まえ、武漢市に対する感染症危レベルを1(十分注意)から2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げた。

市場では「109.50円を下回ると、110円台でドルを手当てした投機筋が損失確定の売りに動く可能性があり、ドル安が勢いづくリスクがある」(外為アナリスト)という。

スポット市場の人民元CNY=CFXSは一時6.9329元まで下落し約2週間ぶりの安値を付けた。

中国景気の減速に加え、新型コロナウィルスによる肺炎の発症者の増加を受けて、アジア全般に株安が広がったことが背景。

上海総合株価指数は前営業日比で2.71%安。香港株も同2.05%安。中国の春節を控えアジア各地にウイルスが拡大することへの不安感から、多くのアジア諸国の株式市場は売り圧力にさらされている。

中国国営テレビによると、22日時点で新型コロナウイルスによる肺炎の発症者は571人、死者は17人。そのほかタイで4人、米国、台湾、韓国、日本でそれぞれ1人の感染が確認されている。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 109.57/59 1.1081/85 121.43/47

午前9時現在 109.72/74 1.1094/98 121.74/78

NY午後5時 109.83/85 1.1091/95 121.83/87

為替マーケットチーム

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