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午後3時のドル108円後半、クロス円の下落や実需の売りで下落

[東京 30日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル安/高の108円後半。写真は、都内のディーリングルーム。2018年11月7日に撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 108.82/84 1.2116/20 131.88/92

午前9時現在 108.89/91 1.2122/26 132.02/06

NY午後5時 108.91/94 1.2118/22 131.99/03

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル安/高の108円後半。米国の第1・四半期の実質国内総生産(GDP)が予想を上回る高い伸びとなったことや、米長期金利の上昇を受け、ドルは朝方一時109円台に乗せたが、クロス円での円高進行や実需の売りで108円後半まで反落した。

ドルは朝方109.06円まで上昇したが、月末の実需の売りやユーロ/円の急反落を受けドル買いは急失速し108.71円まで下押しした。

ユーロ/円は前日132.35円まで上昇し2年半ぶり高値を付けたが、きょうは131.78円まで下落。ただ、基調は強く、目先の上値めどは132円半ばだという。

前日に2カ月ぶり高値を付けたユーロ/ドルは1.21ドル前半で動意薄だった。

市場では「短期筋は高値圏にあるユーロを(対ドルで)こわごわ買っているというイメージだ。米国の景気回復を示す指標が出そろいつつある中、対ドルでユーロを大量に買うのは気が引けるので、とりあえず対円でユーロを買う向きが多く、ユーロ/円の急ピッチな上昇を招いている」(外国為替証拠金取引業の関係者)との声が聞かれた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月27―28日の会合で、資産購入ペースを月額1200億ドルに据え置くことを決定。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、まだ資産購入の段階的縮小(テーパリング)について話す時期ではなく、「一段と顕著な進展を目にするまでしばらく時間がかかる」と述べた。

シティグループ・証券チーフFXストラテジスト、高島修氏は「FRBはハト派姿勢を崩しておらず、金融引き締めへの道のりは遠いという点が再確認された。財政政策に関しても、他国に比べて米国は規模が大きく、テーパリング議論の開始までには距離があるという考え方が自然ではないか」との見方を示した。

三井住友銀行・チーフストラテジスト、宇野大介氏は「パウエル議長や他のFRB高官が、テーパリング開始から実際の利上げまではかなりの時間を要すると最近重ねて強調していることに鑑みて、FRBがテーパリングと利上げを切り離しつつも、『コロナ対策としての緊急避難的な超金融緩和』からの脱却を目論んでいることは確かだ」との見方を示し、6月半ばに開催される次回FOMCでテーパリングの議論を始める可能性があるとした。

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