March 12, 2018 / 6:57 AM / 2 months ago

ドル106円後半、麻生財務相の進退問題なしで買戻し

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅にドル安/円高の106円後半。朝方の取引で107円に迫っていたドルは、学校法人「森友学園」の決裁文書で14件の書き換えがあったとの報道を挟んで106円前半まで下落。短期筋による戻り売りも被さり、下げ幅を拡大した。しかし、その後、同問題に関連して麻生財務相が進退について考えていないと述べた後は106円後半まで値を戻した。

 3月12日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅にドル安/円高の106円後半。写真は2016年11月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

学校法人「森友学園」の決裁文書で14件の書き換えがあったことが判明したことについて、午後2時過ぎから会見を行った麻生財務相は「極めて由々しきことで誠に残念、申し訳なく思っている」としながらも「進退について考えていない」と述べた。

為替市場では「森友学園問題で、アベノミクスが後退するとの連想から円買い気味になっていたが、麻生氏の進退問題に発展しなかったことで、若干安心感が広がり、ドルがやや買い戻された」(国内証券)という。

麻生財務相の会見直前に106.35円まで下落していたドルは、麻生氏の会見を挟んで106.72円まで反発したが、朝方の高値106.97円には届かなかった。

市場では「麻生太郎副総理兼財務相の辞任リスクをマーケットは意識せざるを得ない。細田派と麻生派で支えてきた安倍内閣のため、麻生財務相が辞任するようなことになれば、政治情勢の流動化を意識せざるを得ない」(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト、上野泰也氏)との意見も聞かれ、リスク回避の円買いが再燃する可能性もあるとみられている。

テクニカルにはドル/円の転換線が106.40円付近にあるとされ、最近の取引では、転換線を上回った翌日は、転換線を下回るドルの下落が観察されている。

朝方の取引では、トランプ米大統領が10日、日米間の貿易に関してツイッターで言及。貿易摩擦の激化が懸念され、ドル売り/円買いにつながったという。

トランプ氏は安倍首相と電話で協議し、その上で「米国が対日貿易で1000億ドルもの赤字を抱える状態の解消に向けた日本市場の開放についても話し合った。(対日貿易は)公平でも、持続可能でもない」と投稿した。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 106.62/64 1.2318/22 131.36/40

午前9時現在 106.89/91 1.2306/10 131.56/60

NY午後5時 106.77/82 1.2305/09 131.41/45

為替マーケット・チーム

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