February 27, 2019 / 6:35 AM / a month ago

ドル110円半ば、株高でも米長期金利低下でこう着

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の110円半ば。この日は日本や中国の株価が持ち直す一方で、米長期金利が続落し、結果的にドル/円相場はこう着状態に陥った。米朝首脳会談は日本時間の午後8時半からスタートする予定で、関連報道に関心が寄せられている。

 2月27日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の110円半ば。この日は日本や中国の株価が持ち直す一方で、米長期金利が続落し、結果的にドル/円相場はこう着状態に陥った。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

ドルは朝方の安値110.52円から仲値を経て110.62円まで強含んだが、値幅は10銭ときわめて狭く「ほぼ静止画像」(金融機関)。株高でも米長期金利が2.63%割れまで続落し、ドル買いに弾みがつかなかった。また、昨日、一昨日と126円台に乗せていたユーロは一転調整ムードとなり、クロス円からの円売り圧力も限定された。

通貨オプション市場では、1カ月物の予想変動率が5.2%まで低下。年初来最低水準へ再接近している。

「昨日、一昨日と111円に乗せたことで、上方向の視界が開けてきたかと思ったが、111円台の滞空時間は、今回も短期で終わってしまい、元の木阿弥となった」(外為アナリスト)という。

ドルが111円に定着できなかった背景は、好調な7年国債入札や12月の米住宅着工件数が「驚くほど悪かった」(同)こと。

同入札結果を経て、米10年国債利回りは2.6320%まで低下。この日は2.6280%まで一段と低下し、1週間ぶりの低水準をつけ、「ドルがいっそう買いにくくなった」(金融機関)という。

ベトナムのハノイでの米朝首脳会談、トランプ大統領のフロリダ州の別荘で来月にも開催予定の米中首脳会談など、大統領選再選を目指すトランプ氏による「トランプ劇場は佳境を迎えつつある」(エコノミスト)。

一方、米国では米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検査官が、近々捜査報告書を取りまとめる予定で、市場はトランプ氏の刑事訴追の有無に関心を注いでいる。

「このところのドル買いが短命に終わる理由の一つには、ロシアゲートを巡る不透明感もある」(FX会社)という。

米合衆国憲法は「重大な犯罪および非行」を犯した大統領は議会による弾劾で罷免できると定めている。しかし裁判で大統領の刑事責任を問えるかどうかについては記述がなく、最高裁判所もこの問題について見解を示していない。

英ポンドは146円半ば。海外市場では147円台まで一時上昇し3カ月ぶり高値を付けた。手掛かりは引き続き、欧州連合(EU)離脱期日延期と「合意なき離脱リスクの後退」(外銀)。メイ首相は26日の議会演説で「3月29日に合意がないままEUを離脱するのは、議会の明確な同意がある場合だけだ」と発言。期日延期を容認する新方針を示した。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 110.56/58 1.1375/79 125.79/83

午前9時現在 110.55/57 1.1387/91 125.94/98

NY午後5時 110.57/60 1.1385/90 125.93/97

為替マーケットチーム

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