March 1, 2019 / 6:38 AM / 22 days ago

ドル111円後半で10週間ぶり高値、円売り回転が効く

[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の111円後半。海外市場で広がった円売りの流れを引き継ぎ、円が対ドルや対欧州通貨で売られ、ドルは111.77円と10週間ぶりの高値をつけた。

 3月1日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の111円後半。海外市場で広がった円売りの流れを引き継ぎ、円が対ドルや対欧州通貨で売られ、ドルは111.77円と10週間ぶりの高値をつけた。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

ドルは朝方の取引で111.33円の安値をつけた後、午前中はほぼ一本調子の上昇をみせた。輸出企業や機関投資家からドル買いが流入したことに加え、モメンタム系のファンド勢もドル/円やクロス円での円売りを活発化させた。

市場では「あえて材料を探せば、昨日発表された米国の昨年第4・四半期GDPが予想より良かったことだが、きょうは材料というよりも、単に円の売り回転が効いている状況だ」(外銀)との声が聞かれた。

ユーロ/円は127.08円と2カ月ぶり高値、英ポンド/円は148.22円と3カ月半ぶり高値まで上昇するなど、クロス円でも円売りが勢いづいた。

英ポンドについては、ブレグジットを巡る不透明感を理由に「売っても利益を得られない相場なので、後で売るつもりで短期筋が買っている」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は言う。

午前の取引では、財新/マーク一イットが1日に発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.9と、節目の50を3カ月連続で下回ったことが伝わったが、中国株が反落から上昇に転じたことも手伝って、この日の円売りトレンドの制約要因にはならなかった。

正午前の取引では、ポンペオ米国務長官が、中国のテクノロジーのリスクについて、世界は油断せずに監視すべきだとの発言が伝わった。

「今週は米朝首脳会談に市場の注目が集まったが、来週は、米中間での貿易や構造問題を巡るつばぜり合いがメインテーマとして返り咲きそうだ」(外為アナリスト)との意見が出ていた。

市場は今夜発表予定の2月の米ISM製造業景気指数に関心を寄せている。ISMは製造業の代表的な景況感指数。1月のISM製造業景気指数は56.6と12月の54.3から上昇した。エコノミストらは同指数が2カ月連続で上昇する可能性があるとみている。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は27日、通商交渉のため早期に訪日したいと述べ、3月にも交渉を開始したい意向を示した。市場では、「中国との(通商)交渉に時間と労力を使い、日本は後回しと踏んでいたが、早いタイミングで日本にも矛先が向かいそうだ」(金融機関)と警戒する声が上がっていた。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 111.70/72 1.1368/72 127.00/04

午前9時現在 111.35/37 1.1370/74 126.64/68

NY午後5時 111.45/48 1.1372/76 126.63/67

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below