May 8, 2019 / 6:17 AM / 16 days ago

中国の対米貿易黒字拡大で1カ月半ぶり安値

[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の110円付近。米中通商交渉の難航を背景に朝方から軟調だったドルは、正午過ぎに発表された中国貿易統計で対米貿易黒字が前期比で拡大したことをきっかけに1カ月半ぶり安値109.90円まで下落した。

 5月8日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の110円付近。写真は日本円紙幣と米ドル紙幣。2013年2月撮影(2019年 ロイター/Shohei Miyano)

中国の1―4月の対米貿易黒字は前年同期比4.2%増の836.6億ドルとなった。米国向けの輸出は9.7%減、輸入は30.4%減と大幅に落ち込んだため、黒字の拡大傾向が続いた。

市場では、米中両国が9日からワシントンで開催する閣僚級の通商協議で、対米黒字の拡大が貿易不均衡是正を目指す米国を逆なでするリスク、さらに、米国の対中強硬姿勢が日本との交渉にも波及するリスクが意識され、ドルは午後1時前に109.90円と3月25日以来の安値をつけた。

ドルの目先の下値めどは同日に付けた安値109.70円。この水準を割り込めば、海外投機筋のロングの投げが誘発されドルの下値リスクが高まると予想される。

「欧米時間にドルは下値を探る可能性がある」(外為アナリスト)との意見が聞かれた。

米中通商協議の行方について、三菱UFJリサーチ&コンサルティング・主席研究員 の廉了氏は、「米政府が中国製品に対する関税を25%に引き上げる可能性については、既に表明している2000億ドル分のみならず、まだ明らかにしていない3250億ドル分にもあるとみている」とした上で、米中貿易摩擦の激化は中国経済を弱体化させ、新興国通貨全般にダメージを与えるとの見方を示した。

「新興国通貨はFRBが利上げを停止したこともあり、昨年末から反発トレンドにあったが、中国経済が再度失速すれば下落圧力がかかることは避けられない」(同)という。

午前11時過ぎにニュージーランド準備銀行(中銀、RBNZ)は政策金利を25ベーシスポイント引き下げ、過去最低の1.50%とした。

ロイターデータによると、NZドルNZD=D4は利下げを受けて一時0.6525米ドル付近と半年ぶりの安値まで下落したが、その後まもなく切り返し、現在0.6592米ドル付近での取引となっている。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 110.04/06 1.1202/06 123.29/33

午前9時現在 110.25/27 1.1187/91 123.35/39 

NY午後5時 110.24/27 1.1190/92 123.38/42

為替マーケットチーム

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