July 17, 2019 / 6:26 AM / a month ago

ドル108円前半、株安や米長期金利反落で伸び悩み

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の108円前半。朝方の取引では日米貿易交渉に対する期待感からドルがじわじわと買われる場面があったが、日本や中国の株価が下落したことや、堅調な米小売売上高を受けて前日持ち直した米長期金利が反落に転じたことなどを受け、ドルの上値は重くなった。

 7月17日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の108円前半。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

朝方の取引ではドルが108.19円付近から108.33円まで上昇した。きっかけとなったのは日米貿易交渉に対する期待感だった。

ロイターは16日、日米貿易交渉に詳しい3人の業界筋の話として、日本と米国が、農産品と自動車で互いに譲歩する内容の通商合意に向けて協議を進めており、両国の首脳が9月にニューヨークで会う際に合意を締結する可能性があるとの見方を伝えた。

自動車業界のある関係者によると、日本が米国に対して農産品の市場を開放し、その見返りに米国が日本製の自動車部品の一部について関税を削減するという内容の合意となる可能性がある。ただ、交渉は流動的という。[nL4N24I0OB]

6月に大阪で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせてトランプ米大統領と安倍晋三首相は通商問題について話し合ったが、会談の内容は公表されなかった。

ただ、この日のドル買いは長持ちしなかった。

「朝方は日米貿易交渉が好転するとの期待でじわじわとドルが買われる場面があったが、きょうは日本や中国の株安、米長期金利の反落など弱い材料も加わり、期待感からのドル買いは早々に後退した」(外為アナリスト)という。

市場では、きょう権利行使期限を迎えるオプションが巨額で、関連売買が値動きを抑制しているとの見方も出ていた。市場筋によると、108円ちょうどから半ばにかけて合計数億ドル超のオプションの期限が到来するという。

米利下げ確率の高さやトランプ大統領の中国に関する発言などを考慮すると、ドル/円を大きく買い進むのは難しいとの声も出ていた。

トランプ大統領は16日、中国との通商合意に向けた道のりはなお長いとし、必要なら新たに3250億ドル相当の中国製品に関税を課す可能性があると言明した。

前日急落した英ポンドはこの日も1.24ドル前半で力ない値動きとなった。

急落の背景は、次期首相候補のボリス・ジョンソン氏とジェレミー・ハント外相が、アイルランド国境問題に関する安全策について、期限が設定されても受け入れないとの意向を示し、合意なき欧州連合(EU)離脱リスクが急上昇したことがあるという。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 108.21/23 1.1213/17 121.36/40

午前9時現在 108.19/21 1.1210/14 121.28/32

NY午後5時 108.22/26 1.1209/13 121.33/37 

為替マーケットチーム

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