August 28, 2019 / 6:56 AM / a month ago

ドル105円後半、人民元基準値は予想より元高

[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の105円後半。この日は実需の買いが先行したことでドルが底堅さを保ったものの、106円台に乗せるほどの上昇力はなかった。中国人民銀行(PBOC)が昨日に続いてきょうも基準値を市場予想より元高に設定したことを受け、市場では当局が元安のペースを緩和しようとしているとの見方が広がった。

 8月28日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の105円後半。この日は実需の買いが先行したことでドルが底堅さを保ったものの、106円台に乗せるほどの上昇力はなかった。写真は2016年11月撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

ドルは仲値通過後に一時105.89円まで上昇した。きょうは月末応当日でこの日に約定された取引の決済が月末となるため、「実需の売買が目立ち、午前中は特にドル買いが先行した」(国内銀)という。米長期金利が小幅に反発したこともドルの下値を支えた。

人民元の対ドル基準値は1ドル=7.0835元と基準値としては2008年3月18日以来の元安水準となったが、ロイターが試算したきょうの対ドル基準値の7.1027元に比べ、大幅に元高水準に設定された。

オフショア市場の人民元CNH=D4は、前日と同様に、基準値発表の直前にドル安/元高方向に振れた。市場では、中国人民銀行がオフショア市場を介して、元安のスピード調整を図っているとの見方が広がっている。

市場では「人民元安のペースが速くなり過ぎれば資本流出をトリガーしかねないため、今後もPBOCは細心の注意を払うだろう」(外国銀)との見方が出ている。

ただ、米国による対中制裁関税発動を4日後に控える中、人民元に対する売り圧力は続いている。

さらに、景気面からも元安圧力は根強い。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは26日付ノートで「中国経済指標の低迷は8─9月に一段と明らかになるとみられ、政策当局者がさらなる緩和に傾く可能性がある」と指摘。インフラ投資や消費面、金融面での一段の緩和再開を予想しているという。[nL3N25N34S]

米中通商協議について、市場では「永遠にデッドロックが続き、本質的にも形骸的にも、決着はないだろう」(外国証券)との声が聞かれ始めている。

こうしたなか、トランプ大統領は、来年の大統領選挙に向けた人気取り政策として「さらなる利下げ要請と減税にまい進するのではないか」(FX会社)との見方も出ている。

他方、米ニューヨーク連銀前総裁のウィリアム・ダドリー氏は27日、FRBに対し、トランプ大統領の貿易政策に調子を合わせることをやめ、利下げ要求を拒否するよう求めた。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 105.83/85 1.1086/90 117.35/39

午前9時現在 105.74/76 1.1088/92 117.25/29

NY午後5時 105.72/75 1.1090/91 117.26/30

為替マーケットチーム

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