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東京外為市場・15時=ドル109円前半、積極的に買えない地合い

    [東京 11日 ロイター] - 
        ドル/円        ユーロ/ドル        ユーロ/円         
 午後3時現在 109.40/42 1.2185/89 133.34/38
 午前9時現在 109.39/41 1.2170/74 133.15/19
 NY午後5時 109.31/34 1.2169/73 133.08/12

    午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高
/円安の109円前半。前日の海外市場で、米長期金利の急反落を受けて、ドル買いが急
失速した経緯から、東京市場でもドルを積極的に買い進めない地合いとなった。ユーロは
底堅さを保った。
    
    ドルは週末を控えた実需の買いを受け、仲値付近に109.45円まで上昇したが、
前日のニューヨーク市場で、米消費者物価指数(CPI)を受けて、ドルが急伸した後、
ドル買いが急失速したため、東京市場も「ドルを積極的に買えないムード」(アナリスト
)に陥ったという。
    
    リフィニティブによると、米長期金利は一時1.4320%と、3月3日以来の低水
準となった。現在は1.4384%付近。
    前日からの米長期金利の低下について市場では、「リフレトレードや、カーブ・ステ
ィープニング・トレードなど、長期金利の上昇を見込んだ短期筋のトレードが大方閉じら
れて、巻き戻されている(買い戻されている)ことが背景」(国内銀)との指摘が聞かれ
る。
    「今回の長期金利上昇が0.8%台から1.8%近くまで続いたことを考えれば、目
先は中間点の1.30%付近で、低下トレンドがいったん落ち着くのではないか」(同)
という。
    
    市場では「FRB(米連邦準備理事会)が指摘する『物価上昇は一過性』という評価
が、マーケットの間でも定着してきている」(三井住友DSアセットマネジメント・チー
フマーケットストラテジスト、市川雅浩氏)との見方が出ている。   
    来週にはFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えるが、「これまで市場が抱いてい
たテーパリング(量的緩和の段階的縮小)の早期開始期待はやや後退したようだ」(同)
という。
    
    ただ、米長期金利が低下したからと言って、米国でインフレの芽がなくなったわけで
はない。「実際、CPIは高水準に達しており、多くのエコノミストが言うように、6月
、7月にはベース効果が剥がれ落ちて、上昇が止まってくるのか、数字を見てみないとわ
からない」(ストラテジスト)との意見も出ている。
    
    ユーロ/ドルは1.2191ドル付近まで上昇。ユーロ/円も133.37円まで上
昇し、底堅さを保った。米長期金利の低迷や前日の欧州中央銀行(ECB)理事会で経済
見通しが引き上げられたことが好感された。
    

    
 (為替マーケットチーム)
 
 
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