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東京外為市場・15時=ドル109円付近、他力本願で2カ月ぶり109円台乗せ

    [東京 4日 ロイター] - 
        ドル/円        ユーロ/ドル        ユーロ/円         
 午後3時現在 109.03/05 1.1213/17 122.27/31
 午前9時現在 108.99/01 1.1232/36 122.45/49
 NY午後5時 108.89/91 1.1232/36 122.32/36

    午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の109円付近。今夜に
欧州中央銀行(ECB)理事会、明日に米雇用統計を控え、このところ快進撃を続けてきたユーロに若干の
下方調整が入ったことで、対ユーロでドルが小幅に上昇した。ドル高はドル/円にも波及し、ドルは2カ月
ぶりに109円台に乗せた。
    
    ドルは午前8時半前に109.04円と約2カ月ぶりの高値を付けた後、仲値にかけては戻り売りや実
需の売りに押された。午後には買い直され、109.10円まで上昇して4月8日以来の高値をつけた。目
先の上値めどは109.38円だという。
    
    ただ、きょうのドル/円の上昇は、他力本願なものにすぎない。
 「今夜に開かれるECB理事会や、あすの米雇用統計を控えて、ユーロ・ロングに若干の巻き戻し(ユー
ロ売り)が入ったようだ。ドルが対ユーロで強含みになったため、対円でもドル高気味になった」(外為ア
ナリスト)という。
    大和証券のチーフ為替ストラテジスト、今泉光雄氏は「現状は反対売買が主導しているだけで、経済活
動再開シナリオに賭ける買い持ちポジションの構築には至っていない。ドル/円の上昇はそろそろ終盤と言
え、108円付近へいったん調整する可能性もあるだろう」と話す。 
     
    今回のECB理事会では、債券買い入れ枠が5000億ユーロ拡大されると予想されている。また、E
CBがキャピタルキー(加盟国の出資比率に応じた買入割当)に関して、どのような見解を示すかも注目さ
れている。
    ECBが2日に公表したデータによると、ECBは4─5月に511億ユーロのイタリア国債を購入。
ECBがキャピタルキーを超えてイタリア国債を購入した可能性が示唆されている。
    さらに「欧州圏の経済指標では、底打ち感が出ているものが多い。ラガルド総裁は以前より景気に対し
て強気な見方を示す可能性がある」(前出のアナリスト)という。
  独政府は3日、付加価値税の引き下げを含む1300億ユーロの景気刺激策をまとめた。現在19%の
付加価値税は7月1日から半年間、16%となる。「矢継ぎ早の対策が好感されている」(外銀)という。
    
    一方、泥沼化する米中対立がドルの上値余地を狭めているという。
    米政府は4日にも、中国の報道機関少なくとも2社を新たに中国政府の「組織」と認定し、大使館や外
交使節団などと同様に扱う方針であることが、複数の関係筋の話で明らかになった。            
     

    
 (為替マーケットチーム)
 
 
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