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東京外為市場・15時=ドル106円前半、安倍首相が辞任の意向固める

    [東京 28日 ロイター] - 
        ドル/円        ユーロ/ドル        ユーロ/円         
 午後3時現在 106.26/28 1.1871/75 126.16/20
 午前9時現在 106.64/66 1.1819/23 126.05/09
 NY午後5時 106.55/58 1.1821/23 125.96/00

    午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の106円前半。こ
の日は午前から正午過ぎまで円売りが優勢だったが、午後に安倍晋三首相が辞任する意向を固めたことが伝
わり、円が一気に買い戻された。
    
    安倍首相は午後5時から記者会見を予定しており、辞任の意向を固めた理由を説明するとみられる。
    首相は第1次政権時の2007年、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して退陣している。今回2週連続で病院
を訪問したことで、さまざまな観測が広がっており、与野党ともに会見への注目が高まっていた。
    
    この日は、仲値にかけて実需勢の売りが強まったが、正午過ぎには円売りが活発化し、ドルは一時10
6.94円と2週間ぶりの高値、ユーロ/円は126.76円と1年4カ月ぶり高値、英ポンド/円は14
1.60円と半年ぶり高値を付けていた。
    クロス円の上昇は円売り主導とされ、「31日はロンドン市場が休場となることや、きょうは事実上の
五・十日であることが重なり、投資家などからも月末のフローが出たもようだ」(外為アナリスト)との声
が聞かれた。
    
    しかし、円売りの流れは長続きしなかった。
    午後2時過ぎにNHKが、安倍晋三首相が辞任の意向を固めたと報じたことをきっかけに、日経平均が
急落し、リスク回避の円買いの流れとなり、一時106.10円まで下落した。
    ユーロ/円も126円付近まで売られ、英ポンド/円は140円後半まで下げた。
     
    ドルは午後3時10分時点で106円割れを免れ、106.22円付近で推移しているが、市場では、
「株価は長期政権という政治の安定を前提に買われてきた側面が強い。海外時間に入っても、日本株もドル
/円も軟調な展開になりそうだ」(国内銀)との見方が聞かれた。
    
    一方、前日からの米長期金利の上昇がドル/円の下支え要因となりそうだ。
    米10年債利回り           は一時0.7870%と6月10日以来の高水準となった。
    米連邦準備理事会(FRB)は27日、新型コロナウイルスの影響で世界的に雇用と物価の下方リスク
が高まる中、米国の完全雇用を復活させ、物価を健全な水準に戻すための新たな戦略を発表した。インフレ
率が「一時的に」2%を上回ることを容認し、長期的に平均2%の目標達成を目指すほか、最大雇用の確保
を図る。            
    市場では、金融緩和の「泥沼化」の懸念も聞かれ、日銀と同様に追加緩和手段の面で「手詰まり感」に
さいなまれるとの見方も聞かれる。            
    

    
 (為替マーケットチーム)
 
 
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