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東京外為市場・15時=ドル103円付近、緊急事態宣言検討でリスク回避の円買い

    [東京 4日 ロイター] - 
        ドル/円        ユーロ/ドル        ユーロ/円         
 午後3時現在 102.99/01 1.2253/57 126.22/26
 午前9時現在 103.23/25 1.2248/52 126.46/50
 NY午後5時 103.24/27 1.2213/17 126.15/19

    午後3時のドル/円は、12月31日のニューヨーク市場終盤に比べ、ドル安/円高
の103円付近。国内でのコロナ感染拡大を受けた緊急事態宣言発令の検討を巡る一連の
報道でリスク回避の円買いが広がり、ドル/円は2週間半ぶりの安値を付けた。
    
    ドルは朝方に高値103.31円を付けた後、菅義偉首相が東京都など1都3県の緊
急事態宣言を週内にも発令する方向で検討しているとの複数の国内メディアの報道を手掛
かりにじわじわと下落。午前11時過ぎには、菅首相がコロナ対策で緊急事態宣言の検討
に入ると表明したことが伝わった後も下げ止まらず、午後1時前に一時102.94円ま
で下落し、12月17日以来2週間半ぶり安値を付けた。
    
    緊急事態宣言を巡る一連の報道を受けて「リスク回避ムードが刺激され、円買いが広
がった。きょうはドルが人民元やシンガポールドルなどに対して売られていることも、ド
ル/円の足を引っ張った」(外為アナリスト)という。
    外為市場では、リスク回避地合いでドルと円が同時に買われるパターンがしばしば観
察されてきたが、きょうは取引開始時点からドル安地合いがあったため、リスク回避でも
ドルは買われず、円のみが買われた。
    市場では「日本の危機対応は他国に比べてかなりスロー。リスク回避の円高となって
も仕方がないだろう」(外国銀)との意見が聞かれた。
   
    緊急事態宣言が発令されれば、先々の経済の落ち込みがより意識されることになる。
    BNPパリバのチーフエコノミスト、河野龍太郎氏は「1―3月の成長率は元々ゼロ
成長を予想していたが、1都3県での緊急事態宣言が発令される場合、対象業種にも大き
く影響されるが、前期比マイナス1%強、年率マイナス5%となる可能性がある」とみて
いる。
   
    午後3時前にはドル売りは一巡したが、これは米ジョージア州で行われる連邦議会上
院の2議席を巡る決選投票を明日に控えて、様子見ムードが広がったためだという。
   同州の決選投票を巡っては、次期政権与党となる民主党が2議席とも確保すれば、民
主党が上下両院を実質支配する「トリプルブルー」となるため、注目が集まっている。
     
    オフショア人民元は1ドル=6.4400元まで上昇し、2018年6月以来の高値
を付けた。
  きょう午前に中国の財新/マークイットが発表した12月の中国製造業購買担当者景
気指数(PMI)は53.0となり、11月に付けた10年ぶり高水準54.9からは低
下したものの、景況改善・悪化の分岐点となる50を8カ月連続で上回った。
    

    
 (為替マーケットチーム)
 
 
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