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午後3時のドルは108円後半、ECB理事会控えユーロ底堅い

[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の108円後半。日本や中国の株価や米国株先物の上昇でリスク選好ムードが広がる中、円売りが先行した。ユーロは底堅さを保ったが、欧州中央銀行(ECB)の理事会を今夜に控え、ECBが長期金利高を改めてけん制したり緩和拡大を示唆したりするリスクが意識され、伸び悩んだ。

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の108円後半。日本や中国の株価や米国株先物の上昇でリスク選好ムードが広がる中、円売りが先行した。写真は米ドル紙幣。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

ドルは朝方の108.36円からじわじわと買われ、108円後半まで上昇した。日中の株価に加えて米株先物も上昇するリスク選好地合いの中、ドルと円が同時に売られる展開となったが、ドル/円では円売りが勝ったほか、クロス円でも円安となった。

市場では「最近、東京時間に海外短期筋とみられるドル買いが目立つ」(アナリスト)との指摘が聞かれた。これまで海外短期筋の売買は、欧州市場序盤(東京市場終盤)から徐々にボリュームを増す傾向があったが、最近はドル買い/円売り材料になり得る日本関連のニュースをライブで入手するためか、「欧米ファンドも出勤時間を前倒ししているようだ」(同)という。

ユーロは1.19ドル前半で底堅さを保ったが、ECB理事会を控え、ECBが「長期金利上昇を強くけん制したり、追加緩和を示唆したりするリスクもあり、ユーロ買いが盛り上がりにくい」(国内銀)という。

ECB理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は3日、国債利回りの上昇が正当化できないと判断された場合、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の現在の枠組みの中で債券買い入れを増額できると述べている。

目下、外為市場のメインテーマは金融政策となっている。

市場筋によると、前日ニューヨーク早朝に、来週の日銀金融政策決定会合で発表される金融政策の点検に関連して、日銀内部で国債金利がより柔軟に動きやすくする方法が検討されている、との報道が伝わった。

同報道は予想を下回った2月の米消費者物価指数とほぼ同じタイミングで伝わったことで、相乗効果を発揮しつつ、ドル売り/円買いを促し、ドルは108.75円付近から108.34円まで下落した。

米下院は10日、1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を可決した。バイデン大統領が12日に署名して成立する。

市場では「給付金1400ドルの支給開始とともに、最高値更新中で好調ぶりが目立つ米株式市場へ、その一部が流入する可能性がある」(外銀)との思惑が出ている。昨年12月に600ドルの現金給付が行われた際も株高が進んだ。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 108.69/71 1.1925/29 129.63/67

午前9時現在 108.44/46 1.1922/26 129.29/33

NY午後5時 108.38/41 1.1925/29 129.28/32

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