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午後3時のドルは108円後半、クロス円が軒並み高値更新

[東京 12日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル高/円安の108円後半。国内外の株高でリスク選好の円売りが進む中、この日はクロス円での円売りが目立ち、対英ポンドでは約3年ぶりの安値を更新した。クロス円での円安の影響でドル/円もじり高傾向だった。写真は、100ドル紙幣のイラスト写真。2011年4月2日に撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル高/円安の108円後半。国内外の株高でリスク選好の円売りが進む中、この日はクロス円での円売りが目立ち、対英ポンドでは約3年ぶりの安値を更新した。クロス円での円安の影響でドル/円もじり高傾向だった。

ドルは早朝に108.50円と安値を付けたあと、クロス円での諸通貨高/円安に呼応して、じわじわと買われ午後3時過ぎに108.83円付近まで上昇した。ただ、109円を目指すほどの勢いはなかった。

この背景には、19日の日銀政策決定会合後の金融政策の「点検」で、国債金利がより柔軟に動きやすくなる方法が検討されるとの思惑などがあるという。

10日序盤のニューヨーク市場では、国債金利がより柔軟に動きやすくなる方法が日銀内で検討されているとの観測報道を受けて、ドルが108円後半から前半に下落した。

「(外為市場で)決定会合は、通常あまり関心を持たれていないが、今回は海外投機筋も含めて関心が高い」(アナリスト)という。

点検後に日本国債の利回り上昇余地が高まれば、日米金利差縮小を見込んで、短期筋がドルロングを巻き戻す可能性がある。

リフィニティブによれば、米10年国債利回りは1.5669/5634%の気配と、ニューヨーク市場午後5時05分時点の1.5352%から小幅に上昇している。

ただ、「最近発表された消費者物価指数(CPI)を受けて、米国でのインフレ織り込みはやや行き過ぎだったとの認識も広がりつつある」(外国銀)とされ、米長期金利上昇のモメンタムはやや弱まっている。

国内外の株価上昇を受けて、きょうはクロス円での円安が目立った。

英ポンドは152円台とほぼ3年ぶり、ユーロは130円前半、カナダドルは86円後半と、ともに2年4カ月ぶり高値を更新した。豪ドルやNZドルも2月に付けた3年ぶり高値に迫ってきた。

欧州中央銀行(ECB)は11日の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れを次の四半期に拡大すると決定した。市場では「緩和姿勢を強調した格好で、リスクオンムードの高まりを後押しした」(外銀)との声が出ていた。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 108.73/75 1.1962/66 130.08/12

午前9時現在 108.56/58 1.1979/83 130.06/10

NY午後5時 108.49/52 1.1984/88 130.02/06

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