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正午のドルは107円半ば、FRB幹部発言に困惑

 7月19日、正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅ドル高の107円半ば。朝方にNY連銀が、前日のウィリアムズ総裁(写真)の講演内容は学術的なもので、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策に関するものではないとのコメントを発表し、ドルの買い戻しが進んだ。写真はニューヨークで3月撮影(2019年 ロイター/Lucas Jackson)

[東京 19日 ロイター] - 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅ドル高の107円半ば。朝方にNY連銀が、前日のウィリアムズ総裁の講演内容は学術的なもので、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策に関するものではないとのコメントを発表し、ドルの買い戻しが進んだ。

総裁は講演で「経済危機の初期兆候が出た場合、素早く利下げに動く価値がある」などと発言。ドルが売られ、米金利市場は月末のFOMCで0.5%の利下げを行う確率を5割超まで織り込んでいた。

相場を動かした総裁の発言に、連銀が注釈をつけたことに、市場では困惑の声が上がっている。一方で連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は同日、「事態が相当悪化して劇的な形で利下げに踏み切らざるを得ない時点まで、待つ必要はない」などと発言している。

FOMCメンバーはあす20日から、情報発信を控えるブラックアウト期間に入る。

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