[東京 23日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅にドル高/円安の109円後半。
米政府機関の一部閉鎖解除に向けた進展があるとの期待感や、株価のプラス転換を好感して109.50円を上抜けたドルは、ストップロスの買い戻しを巻き込んで、上昇に弾みがついた。
朝方の取引では、輸入企業による散発的なドル買いも観測されたという。
クロス円は全般に堅調で、英ポンドが142円前半、ユーロが124円後半まで上昇した。こうしたクロス円での円売りが、ドル/円の上昇をけん引したとの見方も出ていた。
きょうは日銀金融政策決定会合で現状維持を決定した。
物価見通しの下方修正は、市場で事前に予測されていた。
この結果を受けて、ドルは数銭ほど下落し、すぐ反発した。
市場では黒田総裁の会見も注目されている。
ただ、総裁は「外部環境が変化しても、会見ではほぼ同じことしか言わないので、サプライズは期待できない」(国内銀)との声も聞かれた。