[東京 26日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の108.97/99円。米中通商協議を巡る楽観論が台頭し世界的に株高が進行していることを背景に、円は小幅ながらも全面安となっている。
ドルは午前11時前に一時109.20円まで上昇したがすぐに反落した。上昇のきっかけは、中国と米国が26日に電話協議し、第一段階を巡る話し合い継続で合意したとの新華社の報道。ただ、109円台では実需の売りや投機筋の戻り売りが優勢となっている。
一方、ユーロは1.10ドル付近で軟調。仏LVMHが25日、米宝飾品大手ティファニーを162億ドルで買収することに合意したことで、同社によるユーロ売り/ドル買いを見込んだ投機的なユーロ売りが上値を抑えているという。