[東京 3日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場30日午後5時時点とほぼ同水準の113円半ば。
米中首脳会談の結果、米国による対中追加関税が棚上げされたことを受け、一時113.87円まで上昇したが、その後は次第に上昇幅を狭めた。
一方、人民元や中国の代理変数とされる豪ドルは堅調。
豪ドルは一時0.7384米ドルと、8月9日以来約4カ月ぶり高値を付けた。豪ドル/円も83.99円まで上昇し、6月12日以来約半年ぶりの高値を付けた。豪ドル/円の上昇を受けて、他のクロス円も総じて堅調となった。
正午のユーロ/円は128円付近で一時129.38円まで上昇した。
米中首脳会談に対するドル/円の反応が鈍いことについて、市場では「グローバル経済が天井をつけている中で、米国も影響を受けないはずがない。貿易戦争などに無駄な時間を費やしていれば、米経済の減速が早まるだけだ」(ファンド・マネージャー)との意見が聞かれ、米国の「ファンダメンタルズが決して絶好調ではないなか、ドル買いはしにくい」(同)という。