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今週のドル/円は欧米政治に注目、相場急変「ヘッドラインリスク」も
December 3, 2017 / 10:47 PM / 12 days ago

今週のドル/円は欧米政治に注目、相場急変「ヘッドラインリスク」も

[東京 4日 ロイター] - 今週の外為市場では、ニュース速報を受けて相場が急変する「ヘッドラインリスク」に警戒が必要となりそうだ。米欧英で重要な政治イベントが相次ぐためで、関連ニュースに各通貨が一喜一憂する展開となる見込み。円相場はそのあおりを受けて、主体性に乏しいまま乱高下する恐れもある。

 12月4日、今週の外為市場では、ニュース速報を受けて相場が急変する「ヘッドラインリスク」に警戒が必要となりそうだ。6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが111.00―114.00円。ユーロが1.1750―1.2000ドル。

最大の注目は米国。上院が税制改革法案を可決したが、下院案とのすり合わせなど法案成立にはなお調整が必要なうえ、8日には18年度の暫定予算と債務上限の引き上げが期限を迎える。市場では、政府機関の閉鎖回避に向けつなぎ予算を成立させて越年するとの見方が多いが、もし審議が難航するようならドルの重しとなる可能性がある。

米アラバマ州で12日に行われる上院の補欠選挙も関心を呼んでいる。共和党地盤とされる同州を民主党が奪えば、現在52議席と過半数ぎりぎりの上院共和党や、トランプ政権の議会運営はいっそう厳しさを増す。

さらに、トランプ米大統領とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑で、フリン前大統領補佐官が虚偽供述を認めており、トランプ陣営に不利な追加報道があればドルの上値が重くなりそうだ。

その他にも、11日から北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の実務者協議が始まるうえ、連邦準備理事会(FRB)副議長人事に注目する声も根強い。現在のところ、候補にはアリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏の名が挙がっている。

欧州ではドイツの連立協議の行方が焦点。一時はキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立構想に歩み寄る姿勢をみせていた社会民主党(SPD)だが、同党のガブリエル外相は30日、SPDは合意を急がないと発言。駆け引きが活発化している。連立協議が長引けば、来年の金融政策変更などをにらんだユーロ買いが一段と入りづらくなると予想する参加者は少なくない。

先週、英国では欧州連合(EU)離脱に伴う清算金、アイルランド国境問題といった重要課題が合意に近づいたとしてポンドが急伸した。英国が合意なき離脱を回避できる公算が高まったとの見方だが、「主要通貨の値動きが限られている中、ポンドの数少ない値動きの良さが短期筋に受けている」(邦銀)との声もあり、需給的にも乱高下しやすい状況だ。

為替マーケットチーム

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