December 29, 2017 / 7:40 AM / 9 months ago

来週のドルは米経済指標に一喜一憂、静かな滑り出しか

[東京 29日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は米経済指標で一喜一憂する展開が予想される。市場の関心はトランプ米大統領が1月中に発表するとしているインフラ投資計画や米国の3月利上げの有無となるが、これらのイベントには間があるため、ドルはポジションを一方向に傾けづらい。

 12月29日、来週の外為市場で、ドル/円は米経済指標で一喜一憂する展開が予想される。市場の関心はトランプ米大統領が1月中に発表するとしているインフラ投資計画や米国の3月利上げの有無となるが、これらのイベントには間があるため、ドルはポジションを一方向に傾けづらい。写真はワシントンで2015年3月撮影(2017年 ロイター/Gary Cameron)

予想レンジはドルが111.50-114.00円、ユーロが1.1800―1.2100ドル。

今週は、米税制改革法案成立による材料出尽くし感からドル売りの流れが強まった。その流れを引き継いで取引が始まり、国内実需筋の買い支えのない2、3日の両日に短期筋の下値攻めがあれば、111円台へ下落する可能性があるという。

年後半にボラティリティが低下していたこともあり、仕切り直して「年始のロケットスタートもあり得る」(ブローカー)という声がある一方、「専門家でもドル高なのかドル安なのか見方が分かれる中、どちらかにかけてトレードすることはできない」(邦銀)として、静かな滑り出しになるとも見方もある。

世界的な株高基調は続きそうだが、一部には高値警戒感もある。「いつ起きるか分からない地震に備えて防災用品を背負いながら生活していく感じ」(国内信託銀)で、ポジション構築にも腰が入りにくいという。

主な米国の経済指標としては、3日に12月ISM製造業景気指数、12月12・13日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、4日に12月ADP全米雇用報告、5日に12月雇用統計、12月ISM非製造業景気指数などがある。

特に雇用統計は平均時給の注目度が高く、市場予想を上回った場合は来年以降の利上げ姿勢維持が意識され、ドル買いで反応するとみられる。

一方、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングが意識される中、来年のユーロ高を予想をする向きが多い。今週、先取りするかたちでユーロは135円近辺まで上昇し、2015年10月以来2年2カ月ぶりの高値をつけた。

「ECBや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が正常化に向かう一方、日銀は動きそうもない。対ドルよりも対円でユーロを買った方がパフォーマンスが良さそうという見方から、ユーロ/円が物色されやすい」(外為アナリスト)との声が出ている。ユーロ/円の上昇がドル/円の支えになるとみられる。

為替マーケットチーム

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