January 3, 2018 / 10:57 PM / 10 months ago

ドルは米経済指標に一喜一憂、静かな滑り出しか=今週の外為市場

[東京 4日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円は米経済指標で一喜一憂する展開が予想される。市場の関心はトランプ米大統領が1月中に発表するとしているインフラ投資計画や米国の3月利上げの有無となるが、これらのイベントには間があるため、ドルはポジションを一方向に傾けづらい。

 1月4日、今週の外為市場で、ドル/円は米経済指標で一喜一憂する展開が予想される。写真は円とドルの紙幣、2010年9月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドルが111.50-113.50円、ユーロが1.1900―1.2100ドル。

2日の取引では、ドルが高値112.79円から112.05円付近まで売り込まれる場面も見られたが、3日の取引では、12月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数や、11月の建設支出が好調だったことなどを受け、ドルは112.61円まで買い戻された。

「専門家でもドル高なのかドル安なのか見方が分かれる中、どちらかにかけてトレードすることはできない」(邦銀)として、静かな滑り出しになるとも見方もある。

一方で、年末年始の外為市場では、ユーロ高が目立った。今年は欧州中央銀行(ECB)のテーパリングが意識される中、来年のユーロ高を予想をする向きが多い。

「ECBや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が正常化に向かう一方、日銀は動きそうもない。対ドルよりも対円でユーロを買った方がパフォーマンスが良さそうという見方から、ユーロ/円が物色されやすい」(外為アナリスト)との声が出ている。

ただ、年末年始のユーロ高については、「これといった材料も無く取引が薄い中、ユーロが買われていたので反落もありうる。ただ、トランプ氏を巡る政治・経済の不透明感がくすぶる中、今年の主役はユーロになりそうだ」(同)という。

他方、年末年始も堅調だった米国株価に対する警戒感もある。「いつ起きるか分からない地震に備えて防災用品を背負いながら生活していく感じ」(国内信託銀)で、ポジション構築にも腰が入りにくいという。

3日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、米連邦準備理事会(FRB)が緩やかな利上げを継続するとの見方を裏付けた。しかし、年末に一時2.50%台に乗せた米10年債利回りは、現在再び2.44台半ばまで低下しており、債券市場は物価動向に対して慎重な見方を崩していない。

今週は、4日に12月ADP全米雇用報告、5日に12月雇用統計、12月ISM非製造業景気指数などがある。特に雇用統計では物価動向との関係で、平均時給の注目度が高い。

為替マーケットチーム

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