January 5, 2018 / 6:31 AM / 13 days ago

来週のドル/円、株高続けばリスクオン、円とドルの弱さ比べ

[東京 5日 ロイター] - 世界的な株高を背景にリスクオンムードが広がる新年の金融市場では、ドルと円が両方売られやすく、ユーロが上昇する局面が来週も続きそうだ。中東諸国や北朝鮮に対する米国の政策がリスクとみなされており、投資家はドルを買いにくい。また日本では超金融緩和からの出口に向けた具体的な進展を目先期待できず、円買いも盛り上がりにくい。

予想レンジはドルが111.50-113.50円、ユーロが1.1950―1.2250ドル。

今夜には12月の米雇用統計が予定される。しかし、最近の同統計では予想値からのブレが生じても、為替市場においては方向感の決め手となならないケースが多い。

ドル/円ではドルと円の弱さが拮抗(きっこう)して、全般的なドル安にドル/円相場が出遅れているが、これが週後半の米小売売上高や米CPIなどの景気指標、地政学リスク、ロシアゲートの捜査といった材料で修正されるかが焦点となる。

一方、ユーロの強さは際立っている。ユーロは4日に1.2089ドルと昨年9月以来の高値を付け、ユーロ/円は136.37円と2015年10月21日以来、2年3カ月ぶりの高値を付けた。英ポンド/円、豪ドル/円の強さも目立つ。

トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は「クロス円については年末から急ピッチで上昇してきているので、特段の材料が無くても、調整が入りやすい。ただし、1.2ドル台を維持しているユーロの上昇基調に変わりはないとみている」と述べ、投機筋はドル/円で値幅が出ないため、クロス円にシフトしている可能性があるとした。

また、「北朝鮮や、イランの火種をはじめ中東を巡るリスクが投資家マインドを冷え込ませている。さらに、米長期金利もなかなか上がってこないため、短期的にはドルを買いにくい」(FXプライムbyGMO、常務取締役、上田眞理人氏)との声もある。

一方、日銀はいずれ長期金利の小幅な上昇を容認する余地があるが、目先は具体的な進展が期待できず、円買い材料になりづらい。

米雇用統計では賃金上昇率が注目される。11月は時間当たりの賃金は前月比で0.2%増と低迷した。

11月の失業率は4.1%と自然失業率の4.7%を下回ったが、労働需給が逼迫(ひっぱく)しても、米賃金の伸びにつながらない。背景には、AIなどの情報技術の進展や、経済のグローバル化・フラット化といった構造変化があるとみられる。

為替マーケットチーム

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