January 8, 2018 / 11:45 PM / 9 days ago

株高続けばリスクオン、円とドルの弱さ比べ=今週の外為市場

[東京 9日 ロイター] - 今週のドル/円は方向感が定まりにくい。世界的な株高を背景にリスクオンムードが広がる市場では、ドルと円がそろって売られがちとなる。

中東諸国や北朝鮮に対する米国の政策がリスクとみなされ、投資家のドル買い機運が盛り上がらない一方、日本では超金融緩和からの出口に向けた具体的な進展を目先は期待できないため、円買いとはなりにくい。

予想レンジはドルが112.00-114.00円、ユーロが1.1900―1.2100ドル。

ドル/円ではドルと円の弱さが拮抗(きっこう)して、全般的なドル安にドル/円相場が出遅れているが、これが週後半の米小売売上高や米CPIなどの景気指標、地政学リスク、ロシアゲートの捜査といった材料で修正されるかが焦点となる。

先週はユーロの強さが際立った。ユーロ/ドルは4日に1.2089ドルと昨年9月以来の高値を付け、ユーロ/円は136.37円と2015年10月21日以来、2年3カ月ぶりの高値を付けた。英ポンド/円、豪ドル/円の強さも目立った。

ただ、ここに来てユーロ高地合いはやや弱まり、現在までに節目の1.20ドルも割り込んでいる。トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は「ユーロは強引に上昇した分、調整も入りやすかったようだ。早いタイミングで1.20ドル台に回帰すれば、ユーロ買いが再び強まる可能性がある」とみている。

市場では「北朝鮮やイランの火種をはじめ中東を巡るリスクが投資家マインドを冷え込ませている。さらに、米長期金利もなかなか上がってこないため、短期的にはドルを買いにくい」(FXプライムbyGMO、常務取締役、上田眞理人氏)との声もある。

一方、日銀はいずれ長期金利の小幅な上昇を容認する余地があるが、目先は具体的な進展が期待できず、円買い材料になりづらい。

米労働省が5日発表した2017年12月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月から14万8000人増加し、19万人程度の増加を見込んでいた市場予想を下回った。一方、賃金は伸びたことから、労働市場の底堅さを示唆された。「それほど良い内容ではないが、米国の利上げ期待を後退させるほどのものでもない」(外為アナリスト)といい、雇用統計発表後のドル/円の値幅も限られた。

為替マーケットチーム

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