January 12, 2018 / 8:16 AM / 3 months ago

来週のドル/円は下値余地、米指標や株価に関心

[東京 12日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は下値が広がる可能性がある。国内勢のドル買いがある程度支えとなりそうだが、市場はドル安/円高の材料が意識されやすい地合い。米経済指標が弱かったり、日本株に調整が入ったりすれば、110円前半までの下落もあり得る。

 1月12日、来週の外為市場で、ドル/円は下値が広がる可能性がある。国内勢のドル買いがある程度支えとなりそうだが、市場はドル安/円高の材料が意識されやすい地合い。米経済指標が弱かったり、日本株に調整が入ったりすれば、110円前半までの下落もあり得る。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが110.00━112.50円、ユーロが1.1900―1.2150ドル。

今週は日銀が9日の国債買い入れオペで超長期債の購入額を減額。長期金利が上昇し、円全面高となる場面があった。事実上のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)はすでに始まっており、円売りポジション巻き戻しの口実に使われたとの指摘もあるが、相場反応が大きかっただけに日銀オペに対する関心はこれまでより高まっている。

日銀は15日と19日に中長期債・超長期債の買い入れオペを実施する予定。「減額は予想しないが、日銀から明確なメッセージがない限りは海外勢を中心にテーパリングの思惑がくすぶる」(国内金融機関)との声も聞かれ、投機筋や短期筋によるドル/円の下値攻めが警戒される。

ドルの下値のチャートポイントである110.85円(昨年11月安値)を割り込めば、110円ちょうどまで目ぼしいサポートは見当たらない。「ロケットスタートした日経平均も気掛かり。株価が下がる時には為替も追随しやすい」(大手邦銀)といい、日本株に大きめの調整が入ればドル/円も下押しされそうだ。

目先は、きょう発表の米消費者物価指数(CPI)と米小売売上高に関心が集まっている。12月卸売物価指数(PPI)が1年4カ月ぶりに前月比で低下しており、これらの指標も予想を下回れば、ドル安トレンドにはっきりと転換する可能性があるという。

一方、CPIが予想を上回った場合は、米国の堅調なファンダメンタルズが意識され、相場が安定。日本の輸入企業や機関投資家などのドル買いも入り、112円台に戻る可能性がある。

<ユーロは堅調>

ユーロは堅調推移が見込まれる。11日に公表された昨年12月開催の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で、ECBが今年初めに政策メッセージの微調整に着手する可能性が浮上。ユーロ/ドルは1.20ドル台まで上昇している。

市場からは「ドル安の流れが重なれば1.20ドル後半のレジスタンスを上抜け、3年ぶりの1.21ドル台も視野に入る」との声も出ていた。

為替マーケットチーム

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