January 28, 2018 / 10:58 PM / 20 days ago

今週の外為市場はドル安トレンド継続、一時的な自律反発の余地も

[東京 29日 ロイター] - 今週の外為市場では、ドル安トレンドの継続が見込まれている。ただ、米国の雇用統計やPCEデフレーターなどの重要指標や連邦公開市場委員会(FOMC)などをこなす中で、ドルが一時的に自律反発の余地も残っている。

予想レンジはドルが107.50━110.00円、ユーロが1.2300―1.2600ドル。

先週は、ムニューシン米財務長官から短期的なドル安を許容する発言があった後、トランプ米大統領が長期的にはドル高が望ましいと述べ、市場のボラティリティーが高まる場面があった。

ドル指数.DXYが88.43と、3年ぶりに90を下回った水準で飛び出したムニューシン発言について、米国の本音の「ドル安志向」を反映するとの見方が市場の大勢を占める。

一方、黒田東彦日銀総裁は26日のダボス会議のパネル討論会で、物価2%目標に「ようやく近づいてきた」と発言。日銀の金融政策正常化観測が再燃し、一時108.28円へと円買いが強まった。

今週は「基本的にドル安トレンドが継続するとみているが、30日のトランプ大統領の一般教書演説やインフラ投資計画の発表などで、ドル安が小休止できるのか見極める週になりそうだ」とトウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は語る。ただ、対ユーロやポンドでのドル安地合いは続いており、目先は、米国の保護主義に市場の関心が注がれているという。

「昨年末から、ドル安はおおむねダラダラとしたペースで進行し、セリング・クライマックスにはなっていない。こうした状況で、ドルは簡単に底打ちできないが、一時的な自律反発はあるだろう」とマーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表、亀井幸一郎氏は予想する。

29日には、FRBがインフレ指標として重要視する12月のコアPCEデフレーターが予定される。既に公表された12月のコア消費者物価指数(除く食品・エネルギー)が前月比プラス0.3%、前年同月比プラス1.8%で、市場予想を上回ったため、コアPCEデフレーターも11月の前年同月比1.5%増から1.6%増へ上向くと予想される。

こうしたインフレ率の持ち直しを受けて、30―31日のFOMCの声明で3月利上げに関して何らかのヒントが盛り込まれるかが注目される。

為替マーケットチーム

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